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内容説明
「正しい方法論」で臨みさえすれば、才能やセンスがなくとも「作家になる」のは決して難しくない。むしろ「簡単だ」と著者はいう。「作家デビュー」というのはゲームのようなものであり、ゲームである以上、攻略法が存在するというのだ。本書では、多くのベストセラー作品を生み出してきた著者が、「いわゆる小説入門書の“まずは短編を書いてみよう”は間違っている」「プロットは100枚書く」「審査する側の気持ちを理解しよう」など、徹頭徹尾リアルな「作家になるための正しい方法論」〈イガラシ・メソッド〉を惜しみなく紹介。効率よく、ノーリスクで作家になるための「最短距離」が学べる、作家志望者必読の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しのぶ
55
小説家指南本が好きなのでさっそく拝読。この本はとても読み易く、今すぐ実行して書き出したいと思わせる良作。過去に読んだ上から目線で「原稿用紙一万枚書け」や「登場人物の履歴書を書け」という当たり前の事を書いている本よりも実践的で作家を作り育てる本。自分もこのメソッドを参考に書きたくなってきた。プロット、大事!2017/10/08
ココロココ
22
プロットとアイデアは異なる。 プロットと推敲は重要。 舞台は、身近にある。 応募要項を暗記するぐらいに熟読すること。2017/08/15
タカシール
21
「小説の書き方」ハウツーではなく、「作家になるためのメソッド」を記した本。そのため「作家」とは何かを定義し、「最短(時間およびコスト)で作家になるための方法」として「小説新人賞を目指す」ことを奨めている。そしてそのためにはどうすればよいか。出版社、編集者の実情、現状や小説を書く人が陥りがちなことなどを紹介しつつ説明している。文体はとても読みやすく、著者自身が語りかけてくるような感じがする。小説家を目指さなくても本として面白い一冊。何かを目指すとき(例えば資格試験とか)、参考になる本でもあります。2017/08/18
KI
18
何事も準備を怠るな、準備のやり方を間違えるな。2017/08/30
kitten
17
図書館本。「最近入った本」の中にあった。 割と気になるタイトルと、見覚えのある作家さんが書いているので、借りてみた。 曰く、この時代に作家(本が出版され書店に並ぶ)になるのはそれほど難しいことではない。とのこと。 結論はシンプルで、出版社主宰の新人文学賞に、長編部門(できればミステリーで)で、1年かけて作りこんだ長編小説で勝負する、というもの。五十嵐さんは、出版関係で働いていたことのある作家さんなので説得力がある。 今の時代、デビューすること自体はそれほど難しくないが、「売れる」のは至難だろうな。 2017/10/31