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内容説明
かわった子育てをするいきものたちを、親子の会話形式で紹介していくお話。「カワスズメのなかまは、こどもを口の中で育てるんだって」と、コウジが教えてあげると、お母さんは「こういうこと?」と言って、口でコウジのほっぺたに吸いつきました。コウジは図鑑で、カワスズメの子育てについて教えます。今度は、おなかの下でこどもたちを守るザリガニのことを話すと、何人ものコウジをだっこしている姿を想像するお母さん。コウジとお母さんは、図鑑でザリガニの子育てを調べます。そのほかにも、オタマジャクシを背負って運ぶヤドクガエル、オスが卵を守るタガメ、メスやこどもの群れを守るライオンのオス、ほかの鳥の巣に卵を産み、子育てをしないカッコウなども登場。そして、人間の子育ては……? こどもを守り、大切に育てるのはどのいきものも同じです。いきものたちの子育てを知ることで、親子の絆や愛情を感じることができる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
11
生きものの子育ての特異なものを紹介する。背中に乗せたり、おなかに抱えたり、托卵やパトロール。子どものため、種の保存のため、生きものの本能といってしまえばそれまでだが、うまく機能していることに驚きを禁じ得ない。人間はもちろん、愛ゆえに。2015/04/02
ぼんくら
9
表紙にあるいろんな生き物の子育てについて、コウジくんが本をみてお母さんに教えてあげる。タマゴいっぱいのブツブツは苦手だけどスギヤマさんの絵が好き。親子で楽しむ絵本。2013/04/07
ニャーテン
8
沢山の子供をお腹に抱えて敵から守るザリガニ、オスが卵の世話をするタガメ…少数だがインパクトある子育てをする生き物が集結。初っ端の口の中で子育てする魚から驚きと興奮MAXの6歳の息子。ザリガニに白旗を上げた母に「母ちゃんならできる!」と根拠不明の力強い励ましw中でもカッコウの托卵はかなり衝撃だったようで、怒りつつ「なんで自分で育てないんだろう?……あ!育てるの大変だからじゃない?」と不思議でならなかった様子。「家でぼーっとしてたいんだよ」の自答には笑ってしまった。親子の会話が盛り上がること間違いなし。2022/01/10
雨巫女。@新潮部
6
《書店》子育て方法は、様々だ。感心したり、あきれたりやりたかったなあ!2012/08/10
しい
4
図鑑よりも読みやすい。スギヤマカナヨさんの絵好き★2019/05/14