講談社ラノベ文庫<br> さくらとともに舞う

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講談社ラノベ文庫
さくらとともに舞う

  • ISBN:9784063816297

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内容説明

荒人魂が、都で人を殺め回っているという。母も荒人魂に殺されためぐるは、仇を討つため剪定士をめざす。剪定士とはパートナーの舞姫が放つ“花力”を借りて荒人魂と戦う剣士のこと。めぐるは都で舞姫候補の桜みらいと10年振りの再会を果たした。喜ぶのもつかの間、彼女は四大流派の跡継ぎ娘。庶民のめぐるが簡単に声をかけることもできない存在になっていた。そんな半人前のめぐるの前に、荒人魂を生む者が現れる!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

26
人々を殺め苦しめる荒人魂が出没する世界。荒人魂に母を殺された明石めぐるが剪定士をめざして鸞鳳学院に入学し、舞姫候補の桜みらいと10年振りの再会を果たす物語。舞姫が放つ「花力」を借りて荒人魂と戦う剪定士。学院で出会うやちよやゆらといった仲間たち、さくらと因縁がある吉野ととわこ。秘密を抱えるさくらのめぐる大好きっぷりが微笑ましかったですが、それぞれ舞姫や剪定士を目指す背景があり、騒動の元凶・黒胡蝶にも理由があって、そういう心情を丁寧に描きつつ苦しい戦いを力を合わせて乗り越えてゆく姿は心に響くものがありました。2017/09/29

水城真琴

8
ひなた先生2作目。前作は学園物でしたが今作は打って変わって純和風バトル人情物語。前作と違って時代ものということもあり大幅に描写力が成長していて頭の中でイメージできやすくわかりやすくなってます。記憶の欠片という形で1章1章合間に主人公の過去を散りばめておくことで後半の主人公に繋がっていてきちんと伏線なども回収していたと思います。うまく終章で今回の話をまとめて次に繋げる感じで読了感◎1巻目はメインの主人公とヒロインのめぐるとみらいを掘り下げていたので、今回多く登場した他の人物が次巻はどう掘り下げられるかも期待2017/10/09

真白優樹

8
―――誰にだって譲れない理由がある、だからこそ戦う。花踊り荒ぶる魂が舞う都に、未熟なれど大切な想いを抱える子供達の想いが重なり響き、交錯する物語。そんなこの物語は、たった一つの大切な想いを抱えた子供達、そんな子供達が仲間として団結し敵へと未熟なりに力を生かして戦いを挑む、静かである種の穏やかさの中に光るものがある物語である。是非ともこの先を決着まで読んでみたい。さて、無事にコンビを組めた歪で欠陥持ちの2人は世界を守れるのか。逃げた黒い少女の正体とは。戦いの行方とは。 次巻もあってほしいと期待である。 2017/10/03

紅羽

7
設定や世界観も和風で凄く好みなのに、僅かに物足りなさを感じました。キャラの掘り下げ方なのかな。でも剪定師とパートナーである舞姫の成長や、主人公たちの過去から絡む伏線を含め、これから良くなっていくのでらないかと期待出来る作品だと思います。2017/11/15

ツバサ

6
前作が好みだったから読んだけど、これは微妙かな。学園モノを書いてほしいんだけどなぁ。2017/10/03

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