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内容説明
“宴の後”を希望へとつなぐ未来の処方箋。
かつて日本銀行政策委員会審議委員として、日本経済の表も裏も、光も影も知り尽くした著者が、東京五輪後の日本経済のゆくえを、鋭く予想します。
日本銀行による「異次元緩和」と「東京五輪開催決定」によって、株高や不動産価格の高騰、さらには企業の高収益が実現し、表向きは順調に見える日本経済。しかし、日本経済の未来にあるのは、決して明るい材料ばかりではありません。世界最悪レベルにある政府債務や、急激に進行する少子高齢化、長引くデフレ…。東京五輪後には、日本経済は、これまでの人類が経験したことのない、未知の世界へと突入すると、著者は説きます。では、それは一体、どんな姿なのか?
「株価はどうなる?」「為替はどうなる?」「不動産価格はどうなる?」「金融危機は再びやってくるのか?」「ハイパーインフレはおこるのか?」「日本の財政は破綻するのか?」…。日本の金融政策の最前線にいた著者だからこそ語ることのできる、日本経済の近未来予想図。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
23
データも駆使して日本銀行の金融政策を論ずる。わかりやすく理解が進んだ良書。リフレ派の読みは多いに外れた解説に共感。緊縮派ではある。身の丈消費という表現が印象に残った。自分ならローマ帝国みたく、子供を持つ世帯を税制上優遇して、相対的に高齢層が減る道筋をつけてから、金融緩和からの出口戦略を図っていく。2020年現在では法人税アップ、消費税ダウン、財政出動130兆円5カ年くらいやらないと所得向上の好循環はおきないのではないかと思う。2020/05/10
ほじゅどー
8
★★★日銀のETF年間買入額6兆円。東京五輪開催時には30兆円に。公的年金を運用するGPIFによる日本株保有額36兆円。これらはいつか売る時が来る。つまり将来の株式暴落のリスクを積み上げている。日銀がいつETFの買入額を減らし買入をやめ売却に転じるかは予想できないが、マーケットの反応も予想できない。日本がデフレから脱却できない理由は、家計が容認してくれないため企業がモノやサービスの値段を上げたくても上げられないため。価格を上げるとシェアが低下するのでそれが出来ない。東京五輪後の日本は淘汰の時代が来る。2018/01/30
砂王
6
BOJとGPIFが日本株の大株主だということは、覚えておいた方がいいと思う。 出口戦略が心配というのは簡単だけど、おそらく出口戦略はなく未来に希望を持つくらいな感覚だろうと思う。2018/09/17
くろまによん
5
今現在の日本の金融政策について勉強できた。思わぬ収穫だった。マイナス金利って、日銀への預金のせいぜい8%くらいにしか適用されてないんだね。知らなかったよ。とはいえ異次元緩和の限界、その副作用など、噛み砕いて書いてあった。基本的に悲観ベース。IMFにいた人らしい主張。あんまりIMF好きじゃないんだよね。そうするしかなかったとはいえ、韓国経済を地獄にしたのはIMFでしょ? ただ、五輪後に不景気になるのはほぼ間違いない。利権にまみれた運動会が終わったら、あるいは始まる前あたりか。準備だけしとこう。2018/08/05
おがっぴ
5
なんとも暗い未来が待っていると感じました。 森友や憲法などでガタガタしている場合じゃなく、財政規律をしっかりした、規制緩和、景気対策をしっかりやって欲しいです。 2018/03/27
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