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内容説明
文章の読解力を伸ばすにはどうすればよいか? 答えは「予測」にあった!「予測」とは文章を書いた筆者との「対話」。書き手との「対話」を楽しみながら、読解力を飛躍的に伸ばそう。小説・新聞・論文・エッセイ等、幅広いジャンルの秀逸な文章で「予測」の技術を学べば、誰でもきっと「読み上手」になれる! 人の心を動かす名文の力、分かりやすい文章の秘密を「予測」を通して解明する、作文にも役立つ画期的な「文章術」入門書。
第1章 文章理解とは?
第2章 予測とは?
第3章 問いの予測とは?
第4章 答えの予測とは?
第5章 予測の表現効果とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mug
60
*本書でいう『予測』は、小説でどんなエンディングを迎えるか?犯人は誰か?という類のものではない。『読んでいる文章から感じる理解のモヤモヤを、その後の文脈で解消しようとする読み手の意識』のことである。▽予測の中心は「問いの予測」。そしてそれは「深める予測(いつ?どこで?なぜ?等)」と「進める予測(それで、それから、等)」に分かれている。▽予測を通して行間の存在に気付き、それを埋める工夫をし始めた瞬間から、書き手との対話が始まる。☺理解できたような、できていないような…😩💧2020/08/04
おつまみ
49
予測するには質問が重要となる。その答えは自分なりに探して、考えて出す。文章を読むとはそれの連続だから重要だ。2019/08/18
井月 奎(いづき けい)
43
感性に頼らず、抽象的なアドバイスで逃げず実技的な読み方を指南してくれます。限られた時間の中で豊かに本を読むにはメリハリをつけないといけないと思います。まずが全体を斜め読みしてざっくりと速く読み、これは、と思った本は同書の方法を用いてじっくりと考えつつ読む。そして得た知識を知恵とするため、血肉とするために実践する。そのように読書をしていきたいものです。なかなかの良書でした。角川ソフィア、頼りになりますな。 2022/11/06
べる
22
予想とは、理解のモヤモヤを後に続く文脈で解消しようとする読み手の意識。文学作品の冒頭文に見られる欠落感が文章を読む推進力となる。予測を外させるオチも面白い。予測を通して行間の存在に気付けるか。優れた文章は重層性のある問いが有機的に関連してできている。予測を重ねて文章世界に引き込まれて読みが広がる。読みやすい文章の理由も予測にある。逆接の接続詞の前に、副詞「たしかに、もちろん」係助詞「は、も」等を使って譲歩だと分かると、後続文脈の予測が利きやすくなる。予測に強くなると、筆者の立場を正しく見抜くことにもなる。2020/08/13
ホシ
17
石黒氏の著作には仕事柄、何度かお世話になった。しかし、正直に言って本書はしっくり来なかった。まず、副題が内容に合っていない。「読解力の鍛え方」とあるが、むしろ「文章作成術の上達法」とでも銘打ったほうが相応しい。また、本書は文章予測の理論紹介にとどまっている印象を受ける。文章予測は認知科学や心理学の領域に踏み込まなければならないはずだが、それらへの言及がない。一般向けの本だから仕方ないのかもしれないけど…。作家やライターを志す方、ブロガーの方が読むと参考になるかな。2018/02/25
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