内容説明
「30万人が泣いた、奇跡の実話」中学校の教師22年。スキーで首の骨を折り、一瞬にして首から下が動かなくなり、「舌をかんで自殺」を図るが、未遂に終わる。「多くの人々の応援」と「懸命のリハビリ」の結果、現在も、右半身の麻痺、下半身の感覚はほとんどないものの、奇跡的に、職場復帰を果たす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫 綺
33
四年前、私も難病で全身麻痺になり、この作者と同じ状況にあった。一年半の苦しいリハビリと楽しい読書の生活を経て、復職。手が不自由なところは残ったが、話せるようになり、歩けるようになり、殆ど健常者並の生活がおくれるようになった。この本を読み、当時の記憶が次々と甦ってきて涙が止まらなかった。そしてあの辛い日々を忘れ去ろう、封印しようとしている自分に腹が立つ。生かしてもらっていることに改めて感謝したい。ありがとう。2011/03/27
愛
18
当たり前に思っていたことが本当の幸せなんだな、と気づかされる本でした。読み終えて、校長先生が始業式で話されていた本だと気が付きました。五つの誓いを常に心に留めて、今の状況に感謝して生きて行こうと思います。2014/06/21
もーちゃん
12
健康な体と引き換えにとても大事なものを手に入れた。健康な体のまま気付きを手に入れられたら最高だよな。短時間で読めるから落ち込んでる時にまた読みたい本。2013/10/30
かいてぃ〜
11
スキー場での不慮の事故により、右半身と下半身の麻痺になってしまった教師の話。ちょっと涙腺が緩んでしまった。この方、本当に強い人なんだな…と。「いつも笑顔でいよう」「いつも感謝をしよう」「周りの人々の幸せを願おう」って思える事、そして次の『5つの誓い』はかなり衝撃を受けた。①口は…、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう②耳は…、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう③目は…、人のよいところを見るために使おう④手足は…、人を助けるために使おう⑤心は…、人の痛みがわかるために使おう。…いや、凄いや。2016/06/20
雨巫女。@新潮部
11
自殺はいけないとあらためておもいました。腰塚さんとは、同い年頑張ったなあ。2011/03/22