内容説明
暗号通貨とは、何か? それは、どのように誕生、発展し、どこへ向かうのか。すべてをスリリングに解き明かす。
2008年、サトシ・ナカモトと名乗る人物によって、ビットコインという新たなお金(暗号通貨)が発明された。それは、ビジネスや金融システムの未来を切り開く可能性を持つとともに、世界に大きな混乱をもたらすものであった。
今、世界を賑わせているビットコインと、それを支える基幹技術であるブロックチェーンについて、歴史、しくみ、課題、未来の可能性を抜群のストリーテリングで解き明かす迫真の科学ドキュメント。ミステリー小説のような面白さ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とち
25
お目当ては4章のブロックチェーン技術について。本書では概要どまりなのでさすがにこれだけでは深くは理解できず、他の資料などを見てなんとなく把握できました。データ構造はよくある線形リストのようですが前のブロックのハッシュ値を格納して改ざんを防ぐというアイディアが凄いですね。2021/04/12
makio37
5
ビットコインとブロックチェーンの歴史と現状を直観的に把握するのに有益だった。ビットコインのマイニング用ASICまで開発し、巨大な倉庫にそのシステムを収め、大電力を使用して力任せにひたすら暗号署名を解く…。資源の無駄としか思えないが、人類はこうして技術を磨いてきたのかもしれない。また、通貨交換額とマイニングの大部分を中国が占めてしまっているようだが、技術の本質が分散であるが故に、その偏りが暗号通貨の価値を落としかねないという矛盾が面白い。イーサリアムやリップルについてはまだまだ理解が追いつかない。 2017/11/12
魚の骨
3
ビットコインとかブロックチェーンと全く分からない初心者のため、どんな本を読んで良いのかすらわからなかった。書店では技術者向けか儲け話ばかりで途方に暮れていた。Twitterでこの本が超初心者の為に分かりやすく書かれているとあったので早速借りてきた。日本語版発売時点でもう5年前で多分色々状況は変わっていると思うが、巻末に用語説明があり読みながらインターネットでいちいち調べなくてもスラスラ読めた。理解できてはいないが、こんなものだということは分かって良かった。ありがたい。2022/09/24
ざっきい
3
暗号通貨の歴史的経緯を知りたく読んだ本。訳者が指摘する通り、「投資先としての暗号通貨」でも「暗号通貨の技術」でもない範囲が語られている。さらに付け足すなら、未来については多少語られているものの(原題はThe End of Money 〜である)地に足がついたというか、その範囲に収まっている。2018/03/16
uchi
2
いろいろ勉強していますが、やっぱりビットコインはわかったようなわからないような。なぜ価値があるのかが、根本的にわかりません。2019/02/10
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