内容説明
ミステリー界の巨匠が、謎解き愛好家のために考案した、新たなイラスト・クイズ!まずは、問題冒頭の説明文を読み、状況を把握してください。つづいて、犯行現場を描いた絵を、じっくりと観察しましょう。これで手がかりは出そろいました。あとは、質問にひとつひとつ答えていくだけです。こうして推理を進めていけば、きっと事件の真相にたどり着けるはず。しかし、そのためには、鋭い観察眼と、卓越した灰色の脳細胞が必要です。さて、あなたの探偵能力は。
目次
階段から落ちた男
女宝石泥棒の死
オーブンが死を招く
鹿毛の馬
ミス・レイクの誤算
眠れる美女
雪ダルマと消えたブローチ
危険な贈りもの
消えた身代金
病院の殺人〔ほか〕
著者等紹介
トリート,ローレンス[トリート,ローレンス][Treat,Lawrence]
1903年ニューヨーク生まれ。弁護士となるが、パリに移り、執筆活動をはじめる。絵解きパズルも、このころから手がけた。「警察小説の父」と称され、45年にはアメリカ探偵作家クラブ(MWA)の創設に貢献。17本の長編と300本以上の短編を残したほか、TV脚本の執筆、『ミステリーの書き方』の編集など、多彩な活動を行ない、エドガー賞を3度受賞。1998年死去
矢口誠[ヤグチマコト]
1962年生まれ。慶応大学文学部卒。出版社勤務を経て、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
70
久しぶりに頭の体操です。説明文でじょうきょうをはあくし、その後イラストが掲載されていて、次の問題に答えるようになっていて暇つぶしにはもってこいです。問題は24収められていて比較的スタンスとしてはあまりひっかけはなく、きちんとイラストを見ればわかるようになっています。2015/07/17
Mina
14
事件現場のイラストを見て、質問に答えていき推理する形式のクイズ本。イラストが分かりづらいところがありました(白黒の絵で植物の種類を当てるのはさすがに無理でした)。それと問題の解答を見てもあまりすっきりしない場合が。クイズの内容をもう少し長いストーリーで読んでみたかった感があります。2022/08/04
ゆみまき
7
移動時間の暇つぶしに購入。洞察力と想像力が掻き立てられる一冊。作者がアメリカの方&書かれた年代が古い、ということもあり、時代背景やアメリカの文化について知っていないと苦戦するかも。絵を見ながらぼんやりと「既視感があるなあ」と思ってましたが、読み進めていくうちにこれの大判のバージョンを小学生の時に図書館で借りたことを思い出しました。本の存在すら忘れていたので、運命じみた何かを感じる。なお、本の内容はすっかり頭からは抜けていて、おかげで小学生の時と同じ謎で同じ間違いをしでかしました(苦笑)2015/09/25
ごんすけ
5
絵を見て謎を解いていく…。面白そうだと思って買ったけど、ちょっと期待はずれ。絵が古いし、ページが分かれてて見にくい。趣向は良いんだけどなぁ。これの日本文化版があればまた感想は違ってくるのかな?あ、ウィルバーの学校には無事入学できそうです(笑)2013/10/27
ゆみまき
4
再読。納得できない問題にはやっぱり納得できないけれども、想像力は鍛えられたかな?2015/10/18