内容説明
現代日本を支えている、日本思想の礎となった25人について概説。日本思想史を俯瞰できる入門書。
1 日本思想の黎明期
空海 道元 親鸞 吉田兼好 世阿弥
2 日本の近世の葛藤
山本常朝 荻生徂徠 本居宣長 安藤昌益 二宮尊徳
3 日本の近代の幕開け
横井小楠 吉田松陰 福沢諭吉 新渡戸稲造 内村鑑三
4 「日本哲学」の始まり
西周 西田幾多郎 九鬼周造 三木清 和辻哲郎
5 世界における日本思想の独自性
北一輝 鈴木大拙 柳田國男 丸山眞男 吉本隆明
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花男
20
各思想家の入門編としてとても良い。 荻生徂徠が気になった。2022/07/23
Syo
19
山本常朝。 武士道の『葉隠』の著者。 まさにいまの一瞬のほかには 何もない。一瞬、一瞬と 重なって一生なのである。 今この一瞬をどうするか。 なるほど。2017/10/18
もりの
12
一人一人の本をちゃんと読んでみたいと思った。内村鑑三には私も影響を受けた。2018/02/06
yuri
9
空海から吉本隆明まで、日本で重要な思想家たちをカタログ的に紹介している本。西周、三木清、丸山真男など名前はなんとなく知ってるけれど、正直どんな思想なのかよく知らない人たちのことが少しクリアになった。個人的には二・二六事件のきっかけとなった北一輝と、複雑な生い立ちから偶然性の問題を扱うようになったという九鬼周造が気になった。思想初学者の最初の一冊におすすめ。 2018/04/21
スプリント
5
知っている思想家あり、知らない思想家あり、新しい知識が増えました。2017/11/04