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内容説明
時は戦国時代。命の危機と常に隣り合わせにいたのは、武士だけではなかった。 敵地の情報収集、暗殺、警護など、陰で任務を遂行していた「忍者」こそ、最も過酷な環境下でその任務を遂行していた存在なのだ。 高い身体能力と不屈の精神で、激動の時代を生き抜いてきた忍者。その忍者の心技体について現代科学が挑みます。ストレス社会を生きる現代人が、いまこそ学ぶ生き方のヒントになることでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
78
忍者マスターってのは一種の『悟り』でさえあると思いました。しかし、忍者の忍術ではなく『メンタル』に目を付けた著者には感服するばかりです。2021/11/08
ehirano1
64
はじめにの項において、「・・・もっとも重要な任務は相手の情報を獲得し、それを持ち帰ることでした。したがって、一番大切なことは『生きて、生きて、生き抜くこと』だとされていました」、と。秒でジョーカーシリーズ(柳広司)の結城大佐が浮かびました。まあ、忍者もSPYも同業者ですからね。2022/08/30
maito/まいと
13
忍法とか忍術とか、おおよそ人間業じゃないものばかり繰り出すイメージの強い忍者だけど、フィクション要素よりも、その肉体と技、行動力こそ、現代の我々は学ばなければ。ということで、現代人が改めて学んで活かすべき忍者の要素を解説した1冊。著者は精神科医でありながら忍者をよく研究しており、技より根底、外見よりも中身に重きを置いた分析は、非常にわかりやすく聞き入れやすい文章になっている。忍者の秘密についてもきちんと書かれており忍者ファンも納得の内容。意外とオススメ。2017/08/26