光文社文庫<br> わたしの茶の間 新装版

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光文社文庫
わたしの茶の間 新装版

  • 著者名:沢村貞子
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2017/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334775148

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内容説明

贅沢はしないけれど、食卓には心づくしの料理を並べる。常にこざっぱりとして自分に合った装いを心がける。そして、まわりの人に優しく、でも嫌なことは嫌といい、心ゆたかに生きるには? 下町育ちの気風のよさで知られた名女優・沢村貞子が折々に綴った、日々の暮らしの楽しみ、浅草の人々の思い出、夫への愛情、老いへの心構え――。珠玉のエッセイ集が、待望の復刊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goma

11
下町育ちの江戸っ子である女優、沢村貞子さんのエッセイ。子供の頃の事、下町の暮らし、女優としての生活、日々の食事の事が綴られています。最近、食を見直し始めたので食の記述については興味深かった。食がメインのエッセイもあるそうなので、そちらも読んでみたい。2018/05/07

mymtskd

8
1話が1~4ページという短いエッセイを集めたもので、どこから読んでもよく読みやすい。女優としての視点から書かれているものもあるが、多くは日々の丁寧な暮らしぶりがうかがえる地に足がついたエッセイであり、ちょっと「暮らしの手帖」を思わせる。2025/08/02

Ribes triste

8
日々の暮らしを丁寧に生きる、沢村さんの姿は美しいと思いました。こんな風に歳を経ていけたら素敵だと思うのです。2017/08/24

Koki Miyachi

3
昭和の名女優であり、エッセイストでもある筆者のエッセイ集。日々の生活で感じた出来事を女優であり一生活人でもある筆者が率直に語る。1986年刊行とかなり古く、時代のギャップを感じるかと思いきや、日々感じることに大きな違いはなく、共感できる内容が多い。印象的なのは、女優としての見方、女性の立場から感じる老いや美容に関すること。そして執筆当時80歳近い年齢で、若い世代やあまり礼儀を重んじない人々に向けた批判的なスタンスである。自分も知る祖父祖母世代とも共通する点で、その意味でも普遍性を感じた次第である。2023/03/12

chiyo

2
★3.5 全105編が収録された、女優・沢村貞子のエッセイ集。様々な映画で彼女の姿を見ているものの、エッセイを読むのはこれが初めて。下町育ちの気風の良さが文章にも表れていて、エッセイストとしても評価されたことに納得。が、やっぱり明治生まれの方なので、今の時代には若干古く感じてしまう部分もある。それでも、丁寧な日々の暮らしと楽しさ、自分という核をしっかりと持つことは現代にも通ずることで、そんな生涯を送った彼女を素敵だと思う。印象に残ったエッセイが幾つかあるけれど、中でも「借命」「母宛ての葉書」が特に好き。2025/01/27

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