白水Uブックス<br> 存在と苦悩

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白水Uブックス
存在と苦悩

  • ISBN:9784560721124

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内容説明

主著『意志と表象としての世界』などから、有名な「音楽の形而上学」を中心に、認識論・人生論・道徳論・芸術論等を抽出編集した。ショーペンハウアー入門にふさわしい一冊。

目次

表象と意志について
苦悩の生について
利己と加虐の心理について
意志の不滅について
性愛の哲理
道徳の根源、同情
天才について
芸術について
歴史と文学について
音楽の形而上学
禁欲について
死について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

U2

4
唯物論の否定、女性蔑視などショーペンハウアーの思想には個人的に首肯しかねる点も少なくなく、おそらくそれらは現代において一般的にも受け容れがたいものであると思われるが、それだからと言って多くの意義深い思索の成果もろとも彼の思想を一蹴してしまうのは早計にすぎよう。その中でも枢要な「苦痛は積極的であり、快楽は消極的である。本質的にはすべての生は苦しみである」というテーゼに比較すれば、人類の存続を前提して行われるほとんどの倫理学的議論などはいかに当人が真摯であれ能天気なインテリの知的遊戯と言って差し支えなかろう。2015/07/30

松浦弘明

2
ショーペンハウアー入門書と銘打った本であるが、書かれている内容は入門とはいえ、彼の思想の核心に迫るものである。特に、箴言の形態を用いて語られる箇所は、後に影響を与えたニーチェを連想させる。2014/01/18

ミディアム抹波

1
夕焼けを眺めていてふと仏教の「一切皆苦」の概念を考えて、「でも夕焼けを美しいと思う心に執着も苦もないよなぁ」と思った事があったが、ショーペンハウアーさんも月を見て同じような事を思ったようでちょっと嬉しかった。2016/03/27

ビタミン

0
★★★★☆2013/02/07

ptyx

0
★★★2011/10/17

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