内容説明
ブラック・ナショナリストの父ポール・コーツと、自らの身を守って生きる、息子タナハシ。クラックと銃に溢れ、一瞬にして奈落に落ちるアメリカ社会の容赦ない現実を力強く生き抜く、父と息子の物語。
『世界と僕のあいだに』で全米図書賞を受賞し、現代の黒人社会を代表する知識人と目される、タナハシ・コーツの衝撃のデビュー作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ShinzawaTaku
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彼の幼年期から大学入学までの"struggle"が、80〜90年台の黒人文化や悲惨なボルティモアのストリートの状況を背景に描かれている。 書かれた時代の黒人文化や米国の音楽、スポーツなどの知識があればあるほど、楽しめるかも。 Black Lives Matter運動を理解するために役立てばと思い、彼の2冊を手に取ったが、結果として手助けになった、と思う。人種主義問題が多少掴めたし、ある種の事柄について価値観が変わった気がする。もちろん、たった2冊、同じ著者の本を読んだだけなので、大層な事は言えないけど。2020/06/13
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