内容説明
私たちはなぜ歴史を学ぶのでしょうか。端的に言えば、それは歴史の中に生きる知恵がたくさん詰まっているからです。私たちが未来を進んでいく時、歴史は足元を照らす灯りとなり、道に迷いそうな時には、行く先を示してくれます。教科書を読むことだけが歴史の勉強ではありません。例えば、歴史を題材にしたドラマやマンガ、ゲームで気になる人物に出会ったら、そこから「イモヅル式」にたぐり寄せていくことで、どんどんおもしろい世界が広がっていきます。本書は、歴史作家・童門冬二氏が、歴史を味方にすれば、心強く人生を歩んでいけるということをやさしく紹介したものです。全体は、次の4章から構成されています。 ●第1章：「歴史の勉強がつまらない」と言う君へ ●第2章：こうすれば歴史がおもしろくなる、どんどん身につく ●第3章：歴史を活用して楽しもう ●第4章：この人たちから学ぼう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
45
今年は、時々勉強になる本も読むことにしよう！と、突然思って、借りてみました。歴史のイイ所をたくさん知ってらっしゃる作者さんが、エッセイ風の文章で、「歴史の世界に入って来ない？」って軽く誘いに来てくれた・・・感じです。私、すっかりね、誘われてしまいました。読みたい本も見つかりました。これから図書館に行ってきます！2016/03/05
momogaga
32
図書館本。童門さんの本は読みやすく、深堀したくなる内容が満載です。歴史、旅、大河ドラマの楽しみ方を教えてくれました。これからも大河ドラマを観て行きます。2016/10/29
かいと
23
歴史人物から学ぶコーナーが面白かったです。2016/03/25
tomo
9
書店で歴史の本を探しているときに目にとまったので。思ったより子ども向けの内容でした。すぐ読めます。歴史を学ぶことが如何に大切なのかをわかりやすく教えてくれます。歴史上の人物から、「生き方」が学べるとのこと。学生時代、特に歴史が苦手だったので、その頃にこの本に出会えていたらもっと興味が持てたのかなと思いました。2016/04/08
TAGO
7
何を学ぶかは本物の飢え（自身の悩みや苦しみ）が「知りたい」を強くするそうです。 そういえばマシンガンズの滝沢さんの本に古紙回収から人々がどういう幸せを求めているか伺えると記述がありました。 以前は〇〇経営の本をよく見かけ、 次はスピリチュアル本。 そのまた次は断捨離本。 今は「あなたはそのままでいい」自己肯定本をよく見かけるそうです。 本のタイトルを辿ると その時代に生きる人の 願望や悩みが読み取れて なかなか興味深い。2023/05/28
