内容説明
人生も後半にさしかかると、体力は落ち欲は徐々に薄れ、少し寂しい思いもするようになる。しかし、ものは考えようだ。この人生における「下り坂」の時期も、過ごし方次第で愉しいものにできる。人生の坂を下るにあたっては、これまで大事に握りしめていたものをだんだんに手放し、あきらめ、忘れ、そして捨てていく必要がある。それはたしかに寂しいことだ。しかし、著者は語る。「執着を捨てることは、真の自由と表裏一体になっている。『下り坂もよし』と思えたとき、これまでの『あれもほしい、これもほしい』の欲求に突き動かされた生活とは違う、研ぎ澄まされた生き方ができるようになるだろう」と。本書では、「争わず相手にちょっと譲る」「家をサイズダウンする」「親子は離れて暮らす」など、モノやヒトとの関係を見直し、手放していく方法を述べていく。残った大事なモノだけに囲まれた暮らしは、きっとあなたの人生をより豊かなものにしてくれるに違いない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
2
ずっと仕事を続けることなど出来ないので、いつかは引退するときが訪れる。会社が生活の中心となってしまっている場合にはその後の人生をどうしていくかが大きな問題になる。いつまでも会社にしがみついているのは、周囲の目から見れば美しくない。そのことを自覚して、会社をやめるときにしっかりとそれを切り離すことが必要である。2017/11/13
かいざん
0
残された人生、ゆっくり楽しみたいが、まだまだ頑張ってはたらかなきゃ。病気や寝たきりの時間が短い人生でありますように。PPKを目指すので身辺整理だけは、キチンとやっておこう。2017/10/07
マウンテンゴリラ
0
私もいつのまにか還暦を過ぎ、復路の人生を悠々と歩んでいる。と言いたいところだが、自信を持ってそうは言えず、取るに足りない拘りを引きずりながら惰性で生きている、というのが本当のところかもしれない。富や過去の社会的名声等、個人的に固執するようなものは特に持たない私でさえ、過去の経歴などに拘った何かを求めて生きている。そんなことをふと気付かされたような気がした。それは、過去のものを全てご破算にすることの勧めではなく、それなりに培った経歴や世の中の見方、考え方を、新たな視点で生かす生き方の勧めでもあると感じた。 2024/09/15
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