内容説明
朝日新聞家庭欄に、
1997年から連載中の好評コラムを、
単行本にまとめた実用エッセー。
●著者は1918年、東京生まれ。
生活評論家として新聞・雑誌で活躍中。
「老いは死を待つ時間ではなく、
未知への道すがらなのですから、
すべてを終える日まで、無理なく、
素直に自分らしく生きていくのが一番いい。
旅じたくのバッグに旅の楽しみを入れていくように、
未知の老いへの道すがらにも、
楽しいことはいっぱいあるにちがいない、
と思いついたのです」と、
この本の「はじめに」で語る著者。
年ごとに出会う自分の老いを、
「はじめまして」という気分で、
面白さに変えていく著者の発想が実に前向きだ。
きりりとした姿勢で生きるさわやかさと、
いのちを見つめる目のあたたかさが共感を呼ぶ、
中高年のバイブル。
第1章*年を重ねたら、毎日が発見
第2章*季節がくれる恵み、食する幸せ
第3章*おしゃれ心を忘れず、はつらつと暮らす
第4章*人とつきあう、いのちをはぐくむ
第5章*賢く楽しく使いたい、お金と時間
第6章*心と健康を守る、日々の心配り
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
7
大正7年生まれ、2019年に101歳で逝去された生活評論家の吉沢久子さん。100歳の時も、7冊も本を書いた。文章からにじみ出るのは、生きることへの潔さ。旅じたくにかけた老いじたくは、「老いることも未知の土地へ行くのと同じ」という思いから。理想の死を詠んだ西行法師のように、吉沢さんも自分が理想とした眠るような死だった。長尾和宏先生の「臨終図巻」というコラムにも、老衰だろうとある。生活者としてできないことはあきらめ、できることを楽しむ。老いからくる小さな失敗も受け止める。明るいけど、明るすぎない。2021/07/01
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