内容説明
待望の「創価学会版」として発刊された。広宣流布の世界的発展の時を迎えて、今日までの法華経研究の成果を踏まえつつ、より親しみやすい形でまとめたもの。
法華経28品と、開経(無量義経)・結経(普賢経)の全文を、「原文」「訓読」の併記で収めており、日常的な教学の研鑚をはじめ、仏教の本格的な研究にも資する一書である。
同書は、日蓮大聖人が御生涯にわたって所持され、さまざま注記を書き込まれた法華経、いわゆる「註法華経」として伝わるものを底本にしている。
鳩摩羅什訳の法華経の写本には、様々な系統・種類があるが、その中から大聖人が実際に使用されたものをもとに編纂・補訂した、歴史的な出版である。
また、文意を明らかにすることを主眼として、改行・句読点等(、「 」)を施すなど、読みやすくするための工夫が凝らされている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かごむし
16
4年ぶりの再読。表現が豊かで圧倒された。前半で、それまでの教えでは仏に成れないとされてきた舎利弗などに「この経で、みんなも仏に成れるんだよ!」と釈尊に告げられ、俺もいっぱい修行して、仏というゴールを目指すんだ!とざわついている聴衆に、釈尊は言う。「みんなは私が、今世で悟りを開いて仏に成ったと思っているんだろう?私は実に成仏してから無量無辺百千万億那由他劫という長い時間が経っているんだよ!」と。これまでの、どうすれば仏に成れるのか、から、仏として何をしていくのか、と主題が移るこの場面は、胸に迫るものがある。2016/08/15
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
5
辞書を引きながら取り敢えず通読。今度は、The Lotus Sutra and Its Opening and Closing Sutras と併読してみる。2017/01/04
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