内容説明
賭場で召し捕られた男の密告から、老中首座・松平定信の暗殺計画を察知した火付盗賊改方の同心・鏑木十左。長官である松平左金吾は、もう一人の長官・長谷川平蔵とともに、暗殺を阻止するべく、探索を始める。そして、十左は国元に向かう定信を守るため、隠密の紫乃らとともに奥州路へ向かった。その頃、江戸では、事件の首謀者を捜索中の平蔵が、怪しげな美女を追っていた…。新章シリーズ第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤よい
3
お吟に惑わされてしまう平蔵…。話の展開も面白く一気読みでした。暗剣殺シリーズになってから、十左が他の人と力を合わせて解決するようになったのが良いです。 2020/02/15
天笑院たか姫
3
賭場で召し捕られた男の密告から、松平定信の暗殺計画を察知した十左だがどうも、罠にかかったようだ。本当の狙いは別にいた。その背後の首謀者は怪しげな美女だった。相変わらず十左の冴えと強さに惚れ惚れした。 2017/04/23
Masayoshi Arakawa
0
20160924 108 2冊目。2016/09/24
ぐりーん
0
乱読2冊目。シリーズものとは知らず初読だったけれど1冊で完結しているので特に問題なし。賭場で捕まえた男の密告により、主君の暗殺計画を知った火盗改めの十左は計画阻止のために動くが、実は敵の計画は別のところにあって…。著者が時代劇の脚本家だからか映像が浮かびやすく、サクサクと読み進めることができた。楽しく読めたものの、お吟は何故鬼平を狙っていたのか、鬼平を使って何をしたかったのかは謎のまま。ただの遊びにしてはリスクが高いような…。2023/03/01