内容説明
「おい、マジか」。そもそもニュースを疑ってかからなければならない、厄介な時代になった。まずは嘘を嘘と見破れるだけの幅広い情報と常識を持った上で、驚くようなニュースが飛び込んできたら「待てよ」と疑ってかかつことも必要。情報源がどこなのか、他の情報機関が追いかけているのか、まずは「ニュース」といわれるものを疑うことから始めよう!事実はフェイクニュースより奇なり、トランプの嘘ニュースから安倍政権ベッタリ新聞まで、 もう騙されない情報術が詰まった一冊。「週刊文春」連載の「池上彰のそこからですか!?」を大幅に加筆、修正。小池百合子(東京都知事)との対談も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
抹茶モナカ
33
池上さんの著作は活字も大きく、文章も読みやすい。普段から池上さんのテレビ番組をフォローするようにしているので、何度かテレビで観た時事ネタが主でするりと読めた。自分が不勉強だった、あまりテレビで扱わない時事ネタもあり、その箇所は「勉強感」を滲ませながら読んだ。週刊誌に連載していた時事ネタの本だから、情報として陳腐化してしまっている部分もあるのだけれど、わかりやすくまとまっていて、知識の強化という観点からも、陳腐化しても読んで損はない種類の本だと思われ。2018/01/11
えっくん
28
★★★★☆トランプ大統領の就任、イギリスのEU離脱、金正男の暗殺など、世界では「おい、マジか」と思わせるマサカな出来事が起きています。本書は週刊文春の連載コラムを加筆し掲載したものですが、報道の裏側の実態にも鋭いメスで切り込んだ内容です。パリ協定やTPPからの離脱など自国ファーストなアメリカ、不安定な中東・東アジア情勢など世界中が混迷を極める中、報道内容を鵜呑みにするのではなく、知見を広げ正しく情報を見極める能力を培うことも大切ですね。流石の池上さんもトランプ大統領のあきれた言動にはディスりまくりでした。2017/11/23
緋莢
23
図書館本。池上さんの本にしては「おい、マジか。」と思うタイトルですが、池上さん自身も「本当は私の趣味に合わないのですが」と「はじめに」で書いています。加計学園に関する、とある記者の質問は、池上さんですら、こんな言葉を使ってしまうのも納得するようなひどいものでした。「報道官はもう一つの真実(オルタナティブ・ファクト)を述べただけ」ケリーアン・コンウェイ大統領顧問のこの言葉、明らかなウソを「もうひとつの真実」と言い張る そういうのもあるのか!って、感心しちゃいけないんでしょうね(続く2018/02/02
hk
20
2016年半ばから17年初夏までの週刊文春連載記事をまとめている。いみじくもブレクジットからトランプ大統領誕生そしてその後の混迷の時期に合致しており、まさに激動というに相応しい時代だ。トランプが当選する前から「よしんばトランプが当選するようならば、彼はことごとくオバマレガシィを否定するだろう」と睨んでいた池上彰氏の卓見が際立つ内容。イラン核合意からの離脱、オバマケアの縮小廃止、戦略的忍耐放棄、パリ協定脱退、TPP離脱…すべてオバマが行った政策の否定である。否定するものがなくなった時彼は何をするのだろうか?2018/06/02
mintia
19
コロナショック後の現在、数年前の出来事は色あせて見えるし、古臭く感じる。今読む必要性は無かったかな。ただ、そのニュースがフェイクニュースであるかどうか疑ってみるという姿勢は必要だ。2020/04/04
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