- ホーム
- > 電子書籍
- > 趣味・生活(健康/ダイエット)
内容説明
統合失調症は100人に1人がかかるといわれます。
世界的にみても、どの国でも同じくらいの有病率とされる病気です。
男女の差はなく、よく発病する年齢は思春期から20代半ば。
年をとるほど症状が落ち着いていくともいわれます。
●幻聴、幻視、幻覚などが起こり興奮状態にある「陽性症状」と、
ぼんやりして表情が乏しくなる「陰性症状」があります。
早期に診断、発見できれば、薬物治療などを行い悪化が防げることが、
最近の研究でわかってきています。
●そのためにも家族の冷静な観察が必要です。
本書は、統合失調症をていねいに解説した「教科書」です。
医療機関への1STコンタクトのとりかた、
最新の薬物療法、薬物以外の治療法、療養の仕方、福祉制度など、
知りたいことがよくわかります。
●心理学関係のエッセイや小説など著作多数の精神科医、
春日武彦先生が監修。
講演会などでよく寄せられる質問に答えた、
巻末のQ&A集も役に立ちます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
16
★★★★☆統合失調症を理解するためのビギナー向けの本。病気の知識、治療法はもちろんのこと、コラム、事例、福祉制度、Q&Aなど、たくさんの情報がこの一冊に詰まっています。一度で理解するのは難しいかもしれませんが、必要な方は手元に置いておきたい本ではないでしょうか。【印象的な言葉】この病気の名前が「精神の分裂」から「統合の失調」へと変わったのは、なぜかというと、「物事の考えをつなげる働き」に障害起こるところに、この病気の本質がある。2020/01/04
もちもちかめ
12
当事者のための本。すごく大変そう‥急性期(幻聴と妄想で不安と焦り。家族は正面から近づいてはダメ、横で肩を組んで、大声はダメで、なるべくささやき声で安心して、と話しかける。具体的!)からの休息期(脳が大変疲弊してるため、休ませる必要。傍目にはボーッとしてうつ状態にみえる)薬はすごくよく効くけど、幻聴などの急性の興奮が静まる感じ、でも感情鈍磨などの自閉にはあまり効果ない。糖尿病みたいに、再発しないための慢性病として薬は飲み続けるべき。副作用は、肥満、パーキンソン病状、だるさ等。この病気で幻覚はあまりない。2019/05/01
ブルーツ・リー
6
統合失調症という病気に対して、フェアな扱いをしている本だと思いました。 統合失調症は、そんなに軽い病気では無いにも関わらず、多くの家族向けの本の内容は、病気になりました。紆余曲折あったけれど、回復しました。今では仕事復帰もできて、自信も付いて来たようです。 みたいな、サクセスストーリーばかりが目立ちます。 実際には、そんなに上手く行くケースは、一握りです。 本書では、予断無く、統合失調症の実際と、病気になった際に使える社会保障にまで光を当て、より適切な病気理解ができるように書かれている、と感じました。2020/09/05
ちるまり。
2
さっきのよりはもう少し詳しくて、その分少し読みにくい感じ。2021/03/08
hixxxxki
2
症状や原因や歴史などよりも、治療法や社会保障など、どう対処するかという部分について詳しく書かれている。身近な人が実際に発症してしまった際に読むと良さそう。2017/10/23