蘭学者 川本幸民 - 近代の扉を開いた万能科学者の生涯

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍
  • Reader

蘭学者 川本幸民 - 近代の扉を開いた万能科学者の生涯

  • 著者名:北康利
  • 価格 ¥1,799(本体¥1,636)
  • PHP研究所(2017/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569699639

ファイル: /

内容説明

われわれの使っている「化学」という言葉を日本で最初に使いはじめたのは、幕末動乱の時代を生きた川本幸民(1810―1871)という蘭学者である。彼はそのほかにも「時間」「分子」「空気」「水蒸気」「軽金属」「重金属」「ブドウ糖」「気象」といった、われわれが日常使っている言葉を数多く考案している。また、ビールの試醸、マッチや写真機の製作をわが国で最初に行い、蒸気船、飛行船、電信、兵器など、数多くの欧米の技術をわが国に紹介した。著者が彼の人生を書きたいと思ったのは、科学者としての業績が素晴らしいという理由からだけではく、立身出世を夢見て学問に励んだ明治以降の青年たちとは異なる、この時代の「純粋な向学心」が眩しく感じられたからだという。しかし幕末という激動期は、何事かを成そうとする人間は厳しい時代の試練を乗り切らねばならなかった。現代人の想像をはるかに超えた、幸民の波瀾に満ちた人生を照射した一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KTakahashi

2
北康利氏は有名な偉人を取り上げてきた伝記作家ですが,この川本幸民とは誰? 三田藩出身の蘭学者で,日本で初めてビールを醸造した人とされているそうです。適塾の緒方洪庵と同じ師匠についていて深い交流があった人です。2017/12/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/455839
  • ご注意事項

最近チェックした商品