岩波科学ライブラリー<br> できたての地球 - 生命誕生の条件

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紙書籍版価格 ¥1,320
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岩波科学ライブラリー
できたての地球 - 生命誕生の条件

  • 著者名:廣瀬敬
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 岩波書店(2017/09発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000296380

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内容説明

水惑星と呼ばれる地球.はたしてその地球の水はどこから来たのか.水も炭素もなかった生まれてまもない地球に,有機生命体が誕生し進化をとげたのはなぜか.こうした疑問に答える「初期地球」の研究がいま熱い! 大量の氷が宇宙から飛来し,現在の海の何十倍の水が地球内部に隠されている,窒素は少なすぎるなど,驚きの発見の数々.

目次

目  次
   まえがき

 1 四六億年前に何が起きたのか
   初期地球と原始地球──地球の出発点を決めるのは難しい/地球四六億歳の根拠/そんな単純ではない惑星のでき方/太陽系外にはへんな惑星もある──ホット・ジュピター(熱い木星)の存在/実は太陽系でも変なことが起きている
 2 地球の水はどこから来たのか
   水惑星と岩石惑星を分ける境界線/地球にあるはずのない水が大量にある理由/金星と地球の運命の分かれ道──金星になぜ海がないのか/地球の海とプレート運動/マグマ・オーシャンという発想の起源/地球の原始大陸と現在の大陸はちがう/地球の水は少なすぎる?/地球のコアに大量の水素がある/地球内部に水がジャブジャブあるわけではない/地球コアに水素がある!/コアの温度は思ったほど高くなかった/実証実験の困難
  ◆コラム 火星や金星にもプレート運動はあったのか
   プレート運動と地球磁場/ホットスポットの火山はプレート運動と無関係
 3 地球コアが地球の起源を解くカギ
   地球科学の大前提/消えたシリコンはどこに(その1)/消えたシリコンはどこに(その2)/水の成分のもう片方の酸素はどこに/地球に運ばれてきた炭素や窒素/窒素は少なすぎる?
 4 生命が生まれる場とはなにか
   地球生命の起源/代謝という生命の装置/酵素の役割を担った初期地球/ 「陸」という試験管/陸のでき方/生命誕生の瞬間は初期地球のみ
 5 生命誕生の条件と初期地球
   大陸と海を共存させるのは難しい/観測事実は想像を超える/何をもって生命の痕跡といえるのか/磁場の存在は不可欠か/磁場をつくるプレート運動の始まりは──最古のジルコン/生命進化は地球に制約されてきた/生命誕生のタイムスケール/地球の生命はすべて同じ型
   あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

41
まだ地球に海も陸も無く"マグマの海"が固まりつつあった頃。46億年前に地球が誕生してからのたった数億年間の期間。その間に"水"が飛来(!)し海となり、岩石が沈んでプレートの動きにより陸ができ、そして"相前後して"生命が生まれた。すべて証拠のない仮説である。だからこそ地球の誕生と生命の起源を同時期のものとして同時に研究するプロジェクトにはロマンがある。本書は、そんな東工大にできたばかりの「地球生命研究所」のミッションを語る。その成果に期待するばかりだ。2016/07/05

calaf

16
初期の冥王代の地球、そして生命誕生。この二つを同時に考える事で、一つずつ考えていた以上の相乗効果が生まれるはず...というのが著者の考えであり、著者が所長を勤める東京工業大学地球生命研究所の研究方針らしい...ある意味聞いたことのある話も多かったけど、この二つを積極的に融合しようという考え方は面白かったです。2015/06/25

たくのみ

13
火星と木星の間にひかれる「スノーライン」。岩石惑星にはない水が地球にもたらされたのは、ガス惑星・木星があったからという。マグマオーシャンと原始地球の誕生。化学反応システムから、生命誕生は海ではなく「陸地の干潟」らしいという話。推理小説を読むようで面白い。また、宇宙全体の惑星のハビタブルゾーン(生命の発生しうる範囲)は10%もあり、「ありえない」とされることが覆されていく地球生命科学。こういう新たな発見の話は大変刺激的です。2015/07/18

勝浩1958

9
時々、無性に自然科学系のものが読みたくなります。「四六億年前に何が起きたのか」知りたいと思いませんか?「地球の水はどこから来たのか」水が無ければ多くの生命は生きられないですよね。じゃあ、「生命が生まれる場とはなにか」最初の生命といえるものはどこで生まれたのでしょうか。このような様々な謎に取り組んでいる研究者はきっと楽しいんだろうな、と思える書でした。2015/06/26

月をみるもの

5
窒素がマントル・核に入ってるかどうかってのは、確かに重要な問題だなあ。。2015/08/07

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