ワニの本<br> なぜ闘う男は少年が好きなのか

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ワニの本
なぜ闘う男は少年が好きなのか

  • 著者名:黒澤はゆま【著】
  • 価格 ¥1,568(本体¥1,426)
  • ベストセラーズ(2017/09発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784584137857

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内容説明

武田信玄や伊達政宗は美少年にラブレターを送っていた!?
歴史を変えた男と少年の秘密の恋

洋の東西を問わず、戦乱の時代に決まって栄えた少年愛。
死を賭して戦う戦士たちの側近くに控える、あるいは金髪の、あるいはブラウンの、あるいは黒髪の少年たち。
小姓、稚児、エローメノス、宦官、酒姫(サーキ)。
呼び名はさまざまなれど、それら美しい少年たちに戦士は何を求め、少年は戦士に何を与えたのか。
その答えを探して、古代ギリシャ、ローマ、中国、イスラーム、中世ヨーロッパ、そしてもちろん日本、時空も超えて飛び回る……!

WEBメディア「cakes」で累計100万pvを誇る話題のエッセイが待望の書籍化。
新進気鋭の歴史小説家が、世界中にあった男色を新たな視点で描く、もうひとつの世界史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

96
戦国時代の小姓を纏めた一冊かと思いきや日本以外の国々での男色、さらに平安時代から近代までの日本での男色について纏めた一冊。文体も読みやすくわかりやすい。普通の歴史モノでは書かれないテーマだけに目新しい。西洋文化により価値観・論理巻が如何に世界を塗り替えたかが分かる。2017/12/31

りー

19
橋本治さんの『双調平家物語』には、一般的な系図の他に、男色関係図が乗っています。この本でも頁を割かれている藤原頼長を含む摂関家と白河・鳥羽・後白河の三院とは男色は切っても切れない関係。それでこの本を手に取りましたが、面白い発見が色々ありました。オスマン・トルコの性的寛容は、18・19世紀、欧州の男色家たちのシェルターとして機能した点。キリスト自身は男色を特に禁じていないのに、ぺテロが伝道の過程でユダヤの戒律を持ち込んだこと。アフリカや南米の例もあり、性愛は本来開かれた姿が自然なのかも、と思いました。2019/09/16

じぇりい

15
歴史上の人物に男色家が多いというのはなんと無く知っていたが、出て来る出て来る、あんな人やこんな人。乱世の時代には主従関係の結びつきも強かったとか、男色の起源がゴリラの群れにあったかもっていうのも笑えたし、陰間茶屋ツアーが面白かった。男色の隆盛と衰退をユーモアのある文章で真面目に語っていて、エロを目当てに手に取った人は肩透かし。井原西鶴の「男色大鑑」は読んで見たいものだ。2017/04/16

ryo

13
タイトルから気になってた本。読んでみたら、思ってたよりも深かった。日本だけじゃなく世界中で!動物界まで!勉強になります。2018/10/15

まちゃ

8
衝撃の内容でした。織田信長と森蘭丸ぐらいは知っていましたが、出るわ出るわ、歴史に名を残した方々の名前が次々に…歴史観が変わりました(笑)2017/04/29

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