最難関のリーダーシップ ― 変革をやり遂げる意志とスキル

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最難関のリーダーシップ ― 変革をやり遂げる意志とスキル

  • ISBN:9784862762238

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内容説明

<p>ハーバード・ケネディスクールで25年間
「最も影響を受けた授業」に選ばれ続ける
ハイフェッツ教授の超実践的リーダーシップ論。
</p><p>◇</p><p>ロナルド・A・ハイフェッツ(ハーバード・ケネディスクール上級講師)
独創性に富んだリーダーシップの教育と実践法が世界中から高く評価。
2013年放送の「リーダーシップ白熱教室」が日本で大きな話題に(NHK教育テレビ)。
IBM、マイクロソフト、マッキンゼー、世界銀行、CIAなどのアドバイザーも務める。
チェリストでもあり、ロシアのチェロの名手グレゴリー・ピアティゴルスキーの愛弟子のひとり。
本書の原書The Practice of Adaptive Leadershipは11万部突破のロングセラーとなっている。</p><p>◇</p><p>「理詰めで答えが得られないときが、リーダーシップの出番だ。」
あなたはいま、どんな問題に取り組んでいるだろうか?
その問題の解決のために、時間とエネルギー、経験と専門知識を総動員しているかもしれない。
それでもまだ解決できずにいるなら、恐らくその問題は「技術的問題」ではなく「適応課題」だ。</p><p>「技術的問題」であれば、技術や経験だけで解決できる。だが「適応課題」では、当事者が現実を直視して、
一時的な喪失や恐怖を受け入れ、変化に適応できるよう戦略的かつ政治的に対処することが求められる。
誰も好んでやりたいとは思わないだろう。相手だけでなく自分にもキャリアや生活の危機を招くことになる。
だが誰かがやらなければ、国家、社会、コミュニティ、組織は変化に適応できず、崩壊してしまう。
だからリーダーシップとは最も危険で、最も価値ある行動なのだ。</p><p>◇</p><p>あらゆる人々をまとめ動かす、戦略的・政治的テクニック&ツール集
派閥抗争、合併による企業文化の衝突、既存事業への固執、組織のサイロ化…
これまで誰も手がつけられなかった最難関(適応課題)に、あなたはどう立ち向かうか?
どうすれば権威者、反対派、協力者、傍観者、異端者をその気にさせられるか?</p><p>観察・解釈・介入のプロセス、公式と非公式の権威、政治的思考、バルコニ―に上がる、エレファント…
35年にわたるリサーチ、営利・非営利・公共での実践、世界中でのコンサルティングで検証を重ねた
「アダプティブ・リーダーシップ」の理論と実践を、ケーススタディ、ワークシート満載で解説する。</p>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえぽん

43
ハーバード行政大学院の医師出身研究者らが、従来の経験や知識で解決可能な技術的問題ではない新たな解決策が必要な適応課題に対応したアダプティブ・リーダーシップの実践方法を解説した本。適応課題の特定や組織の適応力の診断を行った上で、自らをシステムの一部と捉えて戦略的に動かし、習慣的な対応に陥らず、反対意見を否定せず、包み込む環境を作って、一定のリスクを許容できる実験的な解決行動を取れるようにしていくことを求めている。複数の居場所やポートフォリオを作れとの助言は、適応に必要なリスク許容度を高めるために有効だろう。2024/09/16

Miyoshi Hirotaka

20
変化は絶えず起きている。仮にそれらが過去の経験やスキルで対応可能であれば、リーダーシップは技術で科学の領域のもの。一方、最難関のリーダーシップとはこれまで成果を上げてきた経験や専門性の延長線上にない問題が発生したときに発揮される。変化を適切に診断すれば、価値観や信念など組織や社会が大切にしてきたものを放棄したり、その優先順位を変えたりしなければならない事例にぶつかる。誰もやりたくないことだが、誰かがこれをやらねば、組織は変化に適応できずに崩壊する。最難関のリーダーシップとはそのようなときに発揮されるもの。2022/05/14

Kyo-to-read

5
本書は組織内で変革を起こす際のマネジメントのフレームワークを説明したもの。組織と自分をそれぞれシステムとし、インセンティブやカルチャーや思考特性を対処すべき変数として捉え、複雑な課題に対処していく際の指針を見せる。ただし本書で扱う課題は組織文化の土台に根差すものと真っ向から対峙することが求められ、政治や時機を考慮に入れつつ、歯を食いしばってかつ慎重に進めていかねばならないものなので、書かれている内容以上に、断固たるメンタルを築けるかがポイントだと思う。こう考えると、最難関リーダーシップの訳題は納得。2024/09/21

エジー@中小企業診断士

5
アダプティブ・リーダーシップの実践について解説。システムと自分自身、診断と行動の二軸、四象限で構成するが自分自身もまた複雑なシステムであるという入れ子構造。問題を技術的問題と適応課題に区別する。観察→解釈→介入のプロセス。観察はダンスフロアを離れてバルコニーに上がる。解釈は複数見つける。介入は実験をデザインしコンフォートゾーンから抜け出して実行する。適応課題は問題そのものと当事者を切り離せない。四類型は大切にしている価値観と行動のギャップ、コミットメントの対立、言いにくいことを言わない、回避行為である。2023/01/06

4492tkmt

5
少々、読みづらいところはあるが、内容は非常に重要。これまでリーダーシップを意識した仕事の仕方をしてこなかったので、書かれている実践的なスキルや考え方はどれも実践する上で心理的なハードルが高い。自分は、技術的な課題の解決のみを仕事として考えていたと気づかされた。今までの仕事の仕方を捨てて、こうした活動を繰り返していくと、自分がこれまでの自分とは全く異なる何かに変わる気がする。変われるのかどうか。変わりたいのかどうか。ほかのリーダーシップ本を読んだうえで、もう一度読み返してみたい。2021/05/08

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