講談社文庫<br> ラン迷宮 二階堂蘭子探偵集

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講談社文庫
ラン迷宮 二階堂蘭子探偵集

  • 著者名:二階堂黎人【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 特価 ¥499(本体¥454)
  • 講談社(2017/09発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062937252

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内容説明

探偵活動を再開した二階堂蘭子の下に、洋蘭の栽培家・賀来慎児が脅迫されている、との相談が。彼の父・レオナは著名な西洋画家だったが、12年前に不審死をとげ、母も服毒自殺していた。慎児が住む「蘭の家」に乗り込む蘭子。そこに待っていたのは、レオナの3人の元愛人たちだった。トリック満載の傑作中編集!

目次

泥具根博士の悪夢
蘭の家の殺人
青い魔物

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

hnzwd

36
二階堂蘭子シリーズの中編三作。重厚・濃厚な本格ミステリの王道を行くシリーズなので、中編でもその辺りはきっちり。どんでん返し的なものではない、ロジカルな解決や、所々に入る大仰なセリフはクイーンやホームズのオマージュ。本格や古典の入門にいいかも。2018/01/19

ソラ

33
古きよき本格ミステリィって雰囲気。ラビリンスの一連の事件はあまり好きじゃなかったので普段の蘭子シリーズの感じに戻ってとても良かった。2017/09/01

マッちゃま

30
二階堂蘭子シリーズの中編3本が入った作品。探偵としての蘭子の立ち位置が初期とは違ってきているので、一応は刊行順に読まれる事をオススメします。まあ〜細かい部分を気にしない方なら、どうでも良い違いですが(笑)雪上の足跡も含む五重密室に挑む「泥具根博士の悪夢」自殺と下された両親の死の真相に隠れているカマキリは誰か?フーダニットが楽しめる「蘭の家の殺人」前作チックな色合いも見せつつもミステリなラスト「青い魔物」バラエティー豊かに蘭子の名推理が楽しめます。やっぱ、こういう蘭子が読みたかったと改めて思いました。2019/04/05

LUNE MER

21
メインの中編「蘭の家」は作中でも言及されているクイーンの「フォックス家の殺人」へのオマージュかと思われるが、本家の持つ心地好いゆったり感や名探偵エラリーの持つ人間味( 辿り着いた真相の取扱方含む)がいかに至高のものだったかを再認識させられた。国名シリーズからのライツヴィルものでガラリと作風が変わっているのになお名作をものしていたクイーンの才能がむしろ凄い。なんか目指した元ネタの古典的名作群の素晴らしさを再認識するための咬ませ犬の立ち位置になっている気がする、ここ数日の蘭子シリーズ…。2022/05/12

ひで

21
短編3作品。久々の蘭子シリーズ、やっぱ良いですね。2017/09/13

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