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内容説明
伸び盛りの数々のベンチャー企業の顧問として活躍する著者が高校新卒社員の働きぶりを調べたところ、めきめき成長し離職率も低く、大卒社員と変わらず活躍する社員が目立ちました。
成長企業には高卒社員を積極採用しているところが多く、業務のほとんどを高卒社員が支えている企業、実力次第で学歴に関係なく同様の業務を担当させている企業、若いうちから就業させることで風土になじませたいと考える企業など様々。学歴構成だけでなく、業種や人事戦略により、高卒社員の活躍する姿は多彩であることがわかったのです。
本書は、そんな高校新卒社員の採用・活用の一部始終を、豊富な事例と共にまとめました。
サッポロライオン、西武鉄道、イーストボーイ、菓匠三全、東京鋪装工業、北日本石油、敷島製パン、ヤマト運輸など、成長企業21社の高校新卒者の採用実態、さらにそれぞれの企業で働く高卒社員に直接インタビュー、彼らの仕事に対する誇りや希望も収録しています。
大卒採用と高卒採用は、その方法、取り組み方も違います。高卒就職者の現状、高卒採用・就職の最前線、高卒就活の専門家のアドバイスを通して、真の企業成長のための人材戦略を指南します。
企業経営者、人事・採用担当者の方だけでなく、学校の進路指導担当者、就職を考えている高校生、保護者の方にもおすすめの1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユー
9
一昨年迄は、この本に書いてある内容で採用活動が進んでいたのかも知れない。採用ゼロや採用抑制になっている昨今、どの様な活動になっているのか、この本の内容は役に立っているのか、参考になるのか、非常に気になります。狭き門になっているのは間違い無いと思いますが。 2021/04/09
メガネ
5
多くの企業で新卒採用=大卒採用という認識を持っていますが、今後はそこに高卒採用も加える必要があると感じた一冊です。世の中には上位国公立大学に入学できる学力があるのに、家庭や経済的な理由で進学を断念する高校生がたくさんいます。中小企業が上位国立大学の学生を採用することは難しいのですが、同じポテンシャルを持った高校生を採用することはできます。ただ、このポテンシャルを見抜ける採用担当者を社内で育てることが喫緊の課題だと感じました。高卒採用の可能性の高さを感じることができました。2017/10/10
seura
2
仕事で採用やってみようかと思って読んでみたけど、大変そうだなー/訪問して顔知ってる人事がいる会社安心/教育、フォロー制度/毎年の採用/ハロワで求人票出すだけじゃ採れないんだろうな…2018/05/27
長野県高校図書館クラブ
2
秋になり、就職活動が本格化した3年生をとにかく元気づけたい。そう思って選書したのがこの本でした。大多数のたどる道を踏襲するのが賢いと思われがちな世間の中で、必ずしも前向きになれない就職希望者に、たとえ少数派であっても(本校は半数ですが)その覚悟が価値ある金のたまごなのでは。との思いもありました。 企業のPR本に近いかなあーと半信半疑だったのですが、進路担当の先生が肌身で感じている現状を分析しつつ、高卒就職者への前向きなアドバイスになっていると胸をなでおろしています。2017/12/17
ue3104
1
どうしても高卒と大卒だと大卒者の方が優遇されてしまう中、高卒採用を積極的に行なっている企業がある。そのメリットと実際に高卒で就職した従業員さんの仕事の内容や仕事への意気込み、これからの目標などがまとめられている。本文中にもあったが、「学歴で採用する時代は終わる」というのは、その通りだと思う。プロ野球の世界でも高卒で一流になった田中将大投手と大学行ってダメになったハンカチ王子の例もあるし・・・2018/08/16