内容説明
王家の指輪が持つ伝説どおりのプロポーズ。だが祝福の中、花嫁は絶望していた。
ポリーは実の父をさがして、ダーリアを訪れていた。しかし突然、空港で身柄を拘束され、王宮へ連行される。そこに現れた、民から英雄とあがめられる国王ラシャドは、おごそかな声でポリーに妻になるよう命じた。その言葉を受け入れたのはラシャドの鷹のような目と威厳に、恐怖とは違う胸の高鳴りを覚えたからだ……愛の芽生えを。ポリーは気づいてもいなかった。非情なラシャドは国に平和をもたらすため、彼女を利用するつもりでいたのだ。亡き王妃の代わりに、子供を産んでもらうことで。
■作品数が100冊を超えてもなお、第一線で活躍しつづけるリン・グレアムの3部作〈三姉妹はシンデレラ〉をお届けします。母が形見として娘それぞれに遺した指輪に導かれ、三姉妹が生死もわからない父の行方と真実の愛を知る、波乱に満ちた物語です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかこ
2
年に二回ぐらい訪れるハーレクイン祭(1冊)遂に「砂漠の王子に恋をして」系。実際は「王」だったけれど妥協する。当然ながらあちこち突っ込みどころ満載。ヒロインが仮にも一国の王妃になった割に大して重圧も感じず、王の経歴(幼少時陰謀により他の王族が亡くなり独裁政権下では遊牧民族に匿われ最近になって王政復古???)も非常に分かりづらい。正直ヒロインとの予定調和な結婚より前妻との波乱万丈な過去の方に興味津々。三部作との事だがとても読む気はしない…はずなのに何だろう、キーアイテムたる指輪が小声で私を呼んでいる様な…。2017/09/12