内容説明
本当の気持ちを隠し後悔している少年。 事故で大切な想いを伝えられなかった少女。 少年少女が心に秘めていた、あの日の言葉、あの時の気持ち、あの瞬間の想いを伝える切ない物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
36
レーベルとしては、ファミ通文庫のラノベです。ラノベ界は広く深く、なかなか手が出せない私ですが、たまたま手に取った本作はとっても好きです。故人が伝えられずに残した想い「迷い言(まいご)」。でも、想いは通じる。きっと。 ーー読みながら何度も泣きそうになってしまいました。私にも思い出す相手がいるからでしょう。 シリーズ第一弾っぽいので続きが読みたいです。2017/09/12
樹
12
切なくて静謐で幻想的な素敵な作品でした。出てくる和歌や歌も雰囲気に調和していて、最初のおばあちゃんの話から泣いてしまいました。詩葉の家族の謎もあるし、美空さんの出番ももっと欲しいし、更紗と巧の恋はどうなるのか、そちらの方も気になるので、続きが出て欲しいな。2017/10/03
HANA
11
大切な想いや言葉が形となった迷い言が視える主人公が事故により亡くした幼馴染の迷い言を聞くため、伝え人に会いに行く話。伝え人である詩葉さんがなかなかいいキャラクターだっただけにその他のキャラクターが少々残念。面白くはあったけれど。世界観が良いのでまた読んでみたい作品。2017/09/20
たこやき
10
死者の最期の声を聴く。結構、ありがちな設定の話だとは思う。ただ、本作の場合、子供のころの仲良しグループというものを上手く活かしているな、と感じる。性別、学年、そういうもの関係なしに過ごしていた仲間たち。しかし、中学生になり、思春期になり変化が……という矢先での少女の死。傷つけた、という思い。ちょっとした意地悪が……、励ましの言葉が……それぞれが心の傷となり、グループは別れ別れに……。終盤の流れがやや唐突に感じたが、お約束を盛り込みつつ、独自のアレンジをしている点が良かった。2018/03/03
chi.
10
言葉の迷子《迷い言(まいご)》が視える啓人と詩葉。数年前に事故で亡くなった閑香の迷い言に出会った啓人が、詩葉や疎遠になっていた幼馴染達と共に閑香の伝えられなかった言葉を迎えに行く青春ストーリー。迷い言という設定は面白かったので、もう少し他のエピソードも読んでみたいなと思った。「現世は夢、夜の夢こそ真実」2017/09/23
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