内容説明
死ぬほど愛した男が、逃げてゆく。この愛を失うなら、本当に死のうとすら思った――。求めれば求めるほど、遠くなる愛、つのる欲望。恋に溺れる女の心と体を描いた表題作「凍った蜜の月」ほか全6篇。からだの内に「月」を抱えて生きる女たちの、どうしようもない思いと、満ちては欠ける「月」のように、はかなく変化する男と女の関係を、エロティックに描いた短篇集。
目次
凍った蜜の月
海月
ムーン・リキッド
ムーン・セッツ
ウォーター・ムーン
密月
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェス
5
サラッと読んでいたけど、ラストのお話は良かったかな。2021/08/22
巨峰
2
今で言う肉食系女子。子宮と思考の繋がっているような女性が主人公の短編小説集。内容はエロいけど、そういう描写自体は少ない。手軽に読めるけど、中々侮れない短編も。ムーンリキッドがいいかな。蜜月も怖い。水子が○○するなんて~2009/09/24
Yamagami Takayuki
1
6・短編6話の構成。様々な色合いを持った物語が全部楽しめる内容で面白かった☆2014/11/11
マー坊
1
「ムーン・リキッド」が一番良かった。2011/09/06
ミーニャ
0
「月」をテーマにしており、タイトルから惹かれました。 最後の話以外、自分の日常とはかけ離れた感じでした。 ややアンダーな匂いもしましたが、本の世界だから こそです。2021/01/14