八つ墓村

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八つ墓村

  • 著者名:横溝正史
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 出版芸術社(2017/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784882933168

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内容説明

宝探しのロマン、狂気の殺人、錯綜する人間関係…横溝ワールド全開の一大長編!武者惨殺、村人32人殺し… 呪われた村で起きた新たな連続殺人事件。 平凡な生活を送っていたサラリーマン、寺田辰弥が巻き込まれた激変と壮絶な事件群の真相を、金田一耕助は見破れるのか?!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪風のねこ@(=´ω`=)

88
恥ずかしながら初読。このタイトルと言えば亜蔵が奇異な格好で村人を惨殺しまくる映像が思い浮かんでどんな作品なんだろうかと思っていたけど、相変わらず重厚な人間描写で大変楽しめた。どんな関係なさそうな伏線でも、そうだったのかと繋がる伏線回収も面白い、というかよく考えたなーと感心。犯人はあの人だろうなーという予感は中盤辺りからしてたが、動機は何で、物語をどう収めていくのかが気になった。思った以上に大団円で、忌まわしい過去を払うに相応しい。慎太郎の心意気に喝采をあげた。尼子の落ち武者も成仏してくれたらいいなぁ。2020/12/13

優希

36
ドロドロした空気が漂う作品でした。連続殺人が恐ろしい。それにしても金田一の出番が少ないでしょう。2024/01/21

うーちゃん

23
横溝正史の代表作のひとつ。これの映画版と「世にも」のテーマ曲と「笑ウせぇるすまん」は、私の幼き日の3大トラウマ。10年振りぐらいの再読だったが、思いのほか読了に骨が折れた。とにかく鍾乳洞の場面が多くて退屈してしまったかも。私が原作で好きなのは、金田一が 第一の殺人から犯人はわかっていたと言っちゃうところ。じゃあこんなに死なせるなよ!とすかさず突っ込ませてくれる金田一が大好きです。八つ墓村の不穏な世界において、最後まで人間味と愛情をもって辰弥に接する春代・典子の存在も良い。ロマンあふれる名作。2017/06/28

poke

11
金田一がほとんど登場せず、事件の真っ只中に突然放り込まれた当人の視点で進んでいくので謎解きとは程遠くどんどん謎が膨らんで行くばかりで、面白くもあり、途中から疲れてきた。疑っていたならもう少し防ぎようもあったのでは、と笑えてきたけれど、最後はほのぼのしたムードで、なんとなく満足して読了。2017/12/24

仮為

11
☆4尼子の落武者を財宝目当てで殺害、その後当主が無差別殺人と、因縁のある村で起こる連続殺人事件。読んだシリーズ中で一番面白かった!探偵目線ではないので、金田一の影が薄く、全部終わった後に活躍感がいつも以上でしたが笑春代さんが好きだったので、幸せになって欲しかったなぁ。2015/05/06

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