内容説明
日本の伝統的教育はその手法と成果が国際的にも高く評価されている。だが、当の日本では、いざ「教育改革」となると途端に「アクティブ・ラーニング」等の横文字が躍り出す。伝統のよさを見直して取り入れることより、“舶来の新品”がいまだに珍重されるのだ。本書は、国際派ビジネスマンとして長く海外に暮らしてきた著者が、世界が称賛する「日本の教育」の実像と要諦を、説得力のある実例とともに紹介する。
グローバル時代の「日本的教育」のすすめ 日本の伝統的教育は、究極の「アクティブ・ラーニング」である!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mochizo
3
現在の教育ではなく、江戸末期から明治時代の教育がすごかったという内容の本です。客観的に教育勅語のかんがえかたや、明治時代の教育方針のすごさを語っています。ともすると右傾的な内容に見えますが、よく読めば納得感あるものです。一度読んで見てはいかがでしょうか。2018/01/17
KK
1
明治維新を果たした日本がなぜいまさら欧米の真似事をしてアクティブラーニングなどと囃し立てているのか、改めて疑問に感じる一冊。2019/01/17
イチ
1
人格力を育てるかつての日本の教育の良さを見直そう、という話。 教育勅語や修身は負の遺産と思っていたが、思いやりや正直でいること、良心をもつこと等は今も大切にしたい教えだと思う。 著者の意見すべてに賛同はできるわけではないが、教育の根本や道徳の重要性を改めて考えさせられる。2018/01/14
賢人 埜澤
0
欧米に習うことは沢山あるが、そもそも我々は欧米人ではなく日本人である。 日本人としての土台がある上で欧米の知識を取り入れなければ、ただの真似事だけしている欧米かぶれ。 我々は日本人だ。2021/02/22