集英社コバルト文庫<br> 錬金術師は終わらぬ夢をみる ~ゆがみの王国のセラフィーヌ~

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集英社コバルト文庫
錬金術師は終わらぬ夢をみる ~ゆがみの王国のセラフィーヌ~

  • ISBN:9784086080439

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内容説明

セラフィーヌはいつも繰り返し同じ夢を見る。一つ目はヴェルサイユ宮殿の夢、二つ目は雪山で逃亡している夢、三つ目はR女子修道院の夢……そしてある朝目覚めると、そこには美貌の錬金術師・カリオストロ伯爵と助手のアレクサンドルがいた。セラフィーヌは記憶を失っており、自分が何者なのか分からぬまま伯爵の手伝いを始めるのだが、次第に錬金術師的な才覚を発揮するようになって……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
十八世紀頃のフランスを舞台に過去の記憶を失ってしまったセラフィーヌが、自分が何者なのか分からぬまま美貌の錬金術師・カリオストロ伯爵と助手のアレクサンドルの手伝いを始める物語。彼女が繰り返して見るヴェルサイユ宮殿、雪山での逃亡、R女子修道院の夢。手伝ううち明らかになってゆくセラフィーヌの錬金術師的な才覚。物語としてはこれからかな?という印象で、なぜ記憶をなくしたのかセラフィーヌの過去から今までの過程が鍵を握りそうですが、現時点ではやや消化不良な部分が多かったですかね。続刊あればまた印象も変わるんでしょうか。2017/07/09

ぐっち

20
同じ人なの?違う人なの?何があったの??謎が謎のまま…これは続編が出てもらわないと困る!2017/07/15

みみずく

14
ルイ14世時代あたりのフランスから話が始まる。錬金術師たちがその存在を許されるために善行を積む一方で力の強い錬金術師は不老不死を手に入れたり時間移動が出来たりする…そのため生まれるはずのない人が生まれたりあり得ない出来事が起こったりする。どうやらそのことと主人公セラフィーヌが関係しているようなのだが、今回はまだはっきりとは明らかにならない。あまりに真っ直ぐすぎてすれた大人(私)はもどかしく思うけど、機転も利いて素晴らしい記憶力もあるので頼もしくもあった。推定十代だものね、等身大のヒロインだね。2018/09/29

ゆり

12
十八世紀フランスを舞台に錬金術師の娘セラフィーヌが夢と時間を超えて渡り歩くミステリアスな物語。「ゆがみ」常に後ろ暗い過去を付きまとわせて生きなければならないセラフィーヌが痛ましいけれど賢さとやさしさと勇気をもってどんなところでも頑張る彼女にいつでも応援したくなる。カリオストロ伯爵とアレクサンドルがなんだかんだ人が好い主従で特にアレクサンドルの素直じゃない優しさに救われました(笑)。R修道院の面々はどうなったんだろうとかカリオストロ伯爵の予言とはとか色々謎が残っているので続編はあるのかな?読んでみたいです。2017/07/05

陸抗

9
これは続編が出ないと、謎だらけでさっぱり分からないまま終わってしまう。主人公セラフィーヌが、国王に命を狙われる理由、主人公の母親の行方、彼女が修道院で出会った、錬金術師の正体とか。世界線がコロコロ変わってる解釈であってるのかな。2017/11/02

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