聖地巡礼 コンティニュード 【電子限定 写真カラー版】

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聖地巡礼 コンティニュード 【電子限定 写真カラー版】

  • 著者名:内田樹【著】/釈徹宗【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 東京書籍(2017/08発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784487808427

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内容説明

思想家であり武道家の内田樹と、比較宗教学者で僧侶でもある釈徹宗が、日本人が失っている霊性を再発見すべく日本各地の「聖地」を旅する聖地巡礼シリーズ第4弾。最新の第4弾は、日本人にすら忘れかけられている長崎県「対馬」。
福岡空港から空路で30分(100キロ)のところに対馬は位置する。人口3万2千人。
この対馬こそ、日本の原点であり、日本人の源流の地といえる。
日本書紀の「国生み」によれば伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)の二柱の神は、大八島の国を次のように形成していった。
淡路島→四国→隠岐島→九州→壱岐→「対馬」→佐渡島→秋津島(本州)。
対馬は、その地理的な位置から、朝鮮との国境の島としての運命を担う。魏志倭人伝の最初に出てくる日本の地名が対馬である。今でも晴れた日には、対馬から釜山が見える。対馬と福岡は100キロだが、対馬と朝鮮半島は50キロ未満の近さである。対馬を訪れれば、韓国人のあまりの多さに驚愕するが、この近さを思えば、もっともことである。看板や値段は、日本語とハングル語がほとんど併記されている。ちなみに、携帯電話も場所によっては海外モードになってしまう。
歴史上、いくつかの重要な戦場にもなった。白村江の戦い、元寇、日露戦争(当時は、バトル・オ・ツシマと呼ばれた)。にもかかわらず、朝鮮との友好な関係を築きあげてきた、外交能力。日本人の海民性を物語る。
応神天皇、神功皇后をはじめ、数々の神話・伝説を生み出した古代の信仰。
さまざまな形式の神社やご神木、ご神体が示す、日本人の信仰心の原点。
神仏習合の上をいく、神仏キの習合。
内田樹、釈徹宗の両著者は、まさに、日本人の霊性、心性の原点が、対馬から発せられていることを実感をこめてつづっていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ophiuchi

12
今、止むに止まれぬ事情で地元の神社の総代を拝命しているので、少し神社を巡る事情に少し詳しくなったこともあり面白く読んだ。(対馬以外の)長崎には外国の雰囲気があるが、対馬は日本そのものだというのが興味深かった。いつの日か、福岡~対馬~釜山~下関という船旅がしてみたい。2017/10/31

amanon

8
対馬がこんなにも豊穣な歴史と文化を湛えた島ということに驚き。しかも、あれだけ韓国の近くに位置し、韓国からの影響が見られないというのに更に驚き。直接神話の舞台にならなくても、日本各地に神話の要素が潜在しているということが理解できた気がする。後、本書で特徴的なのは、あからさまに霊性という単語はあまり出てこないのにも関わらず、参加者が霊性を感じているということが如実に読み取れるということ。それだけ対馬の霊性には他の土地とは違う何かが息づいているということか。こういう土地は大切にしなければということを改めて痛感。2020/02/18

teddy11015544

4
今回はほんとにDVD(風景付き)で見たいと思いました。感覚部分が多いんだもの。2017/09/03

Asakura Arata

3
臨場感があってよかった。読むだけでパワーをもらえる。対馬には是非行ってみたい。2019/06/22

鈴木貴博

3
聖地巡礼シリーズの対馬旅編。小茂田浜、法清寺、久根、厳原、万松院、海神神社、和多都美神社など聖地を巡りつつ、国生み神話の大八島のひとつであり、日本の源流を保存する対馬について考えていく。対馬も以前行って一通り巡ったことがあるので、その時のことを思い出しつつ、思索するとともに、新たな知識・視点を得ることができた。また行ってゆっくりまわってみたい。対馬、壱岐、沖ノ島、宗像、出雲辺り一帯は日本・日本史を考えるヒントの宝庫であり、様々な謎が解かれるのを待っていると思うとわくわくする。2019/03/24

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