講談社現代新書<br> ニッポンの奇祭

個数:1
紙書籍版価格 ¥990
  • Kinoppy
  • Reader

講談社現代新書
ニッポンの奇祭

  • 著者名:小林紀晴【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2017/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062884419

ファイル: /

内容説明

カメラマン・小林紀晴が撮る、日本全国の奇祭。長野御柱祭の地で生まれ育った著者は、土着的な要素を感じる「奇祭」に惹かれ、全国を旅する。祭りの時にだけ顔を見せるかつての人の想い。カメラのファインダー越しに感じる古の神々。本来、撮れるはずのないものたち。遠い過去の日本人を目撃する異色の写真紀行。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

64
この南北に長い国には、各地に様々な祈りの形がある。新書という形態から、そのような各地に残る変わった祭りを紹介する内容かと思っていたのだが。実際は著者の祭りを訪ねた随筆であった。著者の出身地のせいか長野が多め。あと奇祭というわりには語られているのも諏訪御柱祭や新野の雪祭、岩手の蘇民祭に相馬野馬追と比較的メジャーなものが多いように感じられたし。著者のウェットな文体は嫌いではないが、随筆という形態とその文体も相俟ってか祭りの全体像がいまいち掴みにくいようにも感じた。やはり随筆集として読むのが正しいように思う。2018/05/14

ホークス

50
祭というものは一般化とか抽象化を拒む。メタ化やパロディ化も遠ざける、ドロドロした土着のパワーがある。これに賭けるしかないという祖先の強い願いが封じ込められている。その強さ故に偏見とか家柄とか性差などまで当時のまま焼き付けられており、存続を支えもし、消滅を早めもしている。本書は写真家が祭の現場に赴き、神々の姿を追ったドキュメンタリー。安寧を神に託した祖先の姿が、荒々しい所作や掛け声から蘇る。それを古臭いと言えるほど人間はまだ自由になっていない。祭を見つめる著者の真摯さがとても清々しく感じられた。2019/07/20

メタボン

32
☆☆☆★ 諏訪出身のカメラマンが郷里の御柱祭りを皮切りに全国の祭りを訪ね撮り歩く紀行。文章がなかなか上手い。祭りの中で、古の時間を体感する。担い手がいなくて潰えてしまう祭りも多い。御柱祭りはもちろんだが、大分のケベス祭、岩手の蘇民祭にも行ってみたい。2020/06/28

マッキー

18
「奇祭」とあったので興味深いと思ったが豊穣祈願などの土着の祭りのレポートという感じで特に目新しさは感じなかった。(奇祭というと「かなまら祭り」みたいなものを想像していた)。祭りの感想は筆者の主観的な意見が多いので、民俗学の資料として読むにはあまりふさわしくないが、そういう祭りに縁のない私は読んでてこんな世界もあるのか、と感じた。2018/05/17

おせきはん

10
長野県で御柱祭を見て育った写真家の著者が、各地の祭りを訪ねた紀行文です。個性あふれる各地の祭りの中には、多くの観光客を集めている祭りもありますが、観光客に迎合することなく、その土地の歴史と伝統を次世代に継承していって欲しいです。2017/11/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12137036

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。