内容説明
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アルツハイマー型に続いて多く、推定患者数90万人以上ともいわれるレビー小体型認知症。小阪医師の発見により、近年、新しいタイプの認知症として注目されています。幻視・妄想、抑うつ症状、パーキンソン症状などさまざまな症状が出やすく、初期には「もの忘れ」などの症状が目立たない認知症です。ほかの認知症とはどう違うのか、進行を抑えられるのか。病気の見極め方から治療法、介護のコツまでイラスト図解した一冊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
臨床心理士 いるかくん
49
レビー小体型認知症は特異な症状を呈し、介護をする家族にかなりの負担を強いる。そして実際にはこの病気に罹患しているにもかかわらず、未だに正しく診断がなされずアルツハイマー型認知症や他の疾患と診断されている高齢者も多く、介護の仕方やや予後がわからず困り果てている事例も極めて多く存在している。この本はそのレビー小体型認知症についてわかりやすく、かつ専門的な観点からの視点もきちんと記載された優れた本である。この病に罹患した家族、かかわりを持つ医療・介護の初学者に是非とも読んでほしい好著。2014/07/16
猿田彦
5
母が認知症検査でレビー小体型認知症の傾向があると言われた。高齢者福祉の仕事をやっていた時、この病気にかかった家族の方が困っていらっしゃるのを多く見てきたので、ずっと認知症になるならアルツハイマー型になってほしいと願っていた。この本は私自身の偏見的見方を変えようと読んだものです。小阪医師の患者に対する優しいまなざしに救われる。レビー小体型認知症は認知機能の衰えが緩やかだと言う。母は穏やかで困ったことなど全くなく、認知機能が保たれるならむしろこの認知症でよかったと見方を変えてくれた本だった。2024/01/26
イボンヌ
1
図解なども多く大変分かりやすい本でした。2014/11/19
つなぐ
1
レビー小体型認知症と診断がつかないために適切な医療を受けていない患者が多い事を指摘しており、周囲の人でも気づきやすい症状、他の疾患との鑑別ポイント、適切な受診先の選び方が書かれており良いと思う。治療の部分は一般の人には少し難しいかもしれないけれど、医療関係者にも分かりやすい詳しさ。イラスト多く薄い本なので、どんな病気なのかざっと把握したい人にはとても良い本だと思う。2016/10/12
mami
0
<図書館>2015/12/16