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内容説明
選考委員・萩尾望都氏が感嘆した、アフタヌーン新人賞「四季賞」受賞作。『ボインちゃん』教師と生徒。その埋めがたい溝をめぐる絶望と激高。『セーラー服を燃やして』華と律――ふたつの異なる才能が、舞台上で激突する。高校演劇青春活劇!!『崖際のワルツ』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼっちゃん
12
【ダ・ヴィンチのプラチナ本】大人は人の気持ちを勝手に理解し、空気を読まないでいると弾き飛ばされてしまう学生時代の崖際を空気を読むのではなく、空気を突き抜ける少女の短編集。2018/01/21
紫雲寺 篝
9
「青野くんに触りたいから死にたい」の椎名うみの作品集3編。1つ目は小学生の女の子が、だんだんと胸が大きくなってクラスで目立つようになって隠そうとする話。2つ目は、意味もなく不登校になった中学生の女の子に、教師と母親が狂気じみた勢いで迫ってくる話。3つ目は表題作である崖際のワルツ。どれも漫画として拙いけれど、「青野くん」にも通じる、「危うさを孕んだ喜び」とも言うべき恍惚とした表情は短編でも見て取れる。台詞も変なのあるし、狙ってやってるのかなぁ。人間はお互いには「わからない」事を表現したいのかな、とも思う。2017/08/23
かやは
8
少女たちの爆発するような感情。その人自身の人格を見ずに、上部だけを見る。自分の目線でしか見れない。そういう人の怖さがよく描かれている。2023/12/20
KUMAPON
8
『青野くんに触りたいから死にたい』があまりに面白いので作者の初期短編集に手を伸ばしてみた。デビュー作を含む3作ということでさすがに絵も表現も拙いけれど、ここぞというときの表情が絶妙。空気の読めない女の子を描きつつ、空気を「読める」側の人間の愚かさと残酷さをこれでもかと突きつけてくる。椎名さんは伝えたいことがものすごくはっきりしている方なのだろうな。ここから『青野くん~』につながるのか…という意味でも興味深い1冊だった。2023/04/29
せの
8
なんて長いこと積読してしまったのかしら。傑作短編集。全作品すごくよかった。この作品が公開されることで救われる人がいるとおもうけれど、この作品を読んで考えを改めて欲しいと思うような人はこの作品を手に取る機会がないのだろうなと思う。うまく言語化できないいやなもの、悲しいもの、つらいもの、恥ずかしいもの、それらを作者のいたわりの手で掬い取る漫画だ。2021/05/26




