のらもじ まちに出よう もじを探そう

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¥1,738
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のらもじ まちに出よう もじを探そう

  • ISBN:9784844366638

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内容説明

【まちにたたずむ文字を楽しむためのガイドブック! 「のらもじ発見プロジェクト」が本になりました!】

古い商店街、街の裏路地…まちのあちこちで、ひっそりとたたずむ味のある看板。その看板に描かれた文字は、一般のフォントにはない魅力を持っています。

のらもじ発見プロジェクトでは、それらの文字を「のらもじ」と名づけ、まちを歩いて探し、鑑賞し、その形状を分析し、フォント化したものを配布する、といった活動をおこなっています。この本ではそんな味のある「のらもじ」のさまざまな楽しみ方を紹介しています。「まちを歩くとそんなおもしろいものがあるんだ…!」と思っていただけるよう、のらもじの楽しみ方をできるだけわかりやすく丁寧にご紹介する本です。

「どうやって看板を鑑賞するの?」「お店の人はどう思ってるの?」「分析ってどうやるの?」「のらもじってデザインに使えるの?」などなど、のらもじにまつわるアレコレをイラストや図解でわかりやすく解説しています。実際に手を動かしたり行動して、のらもじを楽しんでみましょう。さぁ、まちに出てのらもじを探しに出かけましょう! 本書だけで入手できる、新作のらもじフォントのダウンロードURLも掲載!


〈主な内容〉
■のらもじってなに?
■第一章 のらもじを探そう!
■第二章 のらもじを観察しよう!
■第三章 のらもじを作ってみよう!
■第四章 のらもじを使ってみよう!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

51
鼻血ぶっーっ、、、ウハウハ!好物のもじ(フォント)を拾い過ぎたために、許容越えしてしまいました。【のらもじ】の対象となるのは、昭和なお店の看板もじなんです。昭和っ子な私には、たまらないBIG企画!そしてここからが面白い。看板のもじを参考にして五十音を作成し、ソフトを使ってフォントを完成させる。フォントデータをネットで販売して、収益はお店に還元するという一連の取り組みを行っているそう。“コッペパン”とプリントされたTシャツがかわいかった。2017/09/06

ともひろ

15
これは面白い本です。昔の商店のカンバンに注目し、そこで使われている独特なフォントを紹介している。本当に独創的で、個性的なフォントが紹介されている。国立新美術館でも展示されたらしいが、存在が貴重です。2017/09/20

ふじ

15
だいたい新刊。町にあふれる”のらもじ”(古い商店の看板文字)を50音分仕上げてフリーフォント化し、それを利用したコンテンツの売り上げを商店に寄付するという新手のまちづくり的趣味(?)ムーブメントを総括した本。そんな内容とは思わなかったから、適度に寂れた商店が多い東北の地(失礼)にはぴったりな本じゃないかと感心。店主のおっちゃんのインタビューからは歴史が、寂れた看板をたたえる解説からは侘び寂びが感じられる、趣ある一冊でした。2017/09/04

tomosaku

8
街中の商店で使われている看板とかの文字(フォント)って一点物が多くてその店の個性が出ているもの。それを採集し、さらにそこからオリジナルフォントを作って、収益を店の人と分配する、という面白プロジェクト。フォント好き、町歩き好きのワシとしては採集だけで堪らないけど、そこから更に一歩踏み込んでいるのがすごい。そして取り上げられている文字は確かにどれも個性的。文字の太さ、バランス、微妙な角度や曲線、始筆や終筆の個性や飾り、そこに経年劣化の味や店主の語る店の歴史が加わり、すごい妙味のある本。2018/08/12

しい☆

3
いろんな看板の写真眺めるのも楽しかったけど、作ってみよう!の章が面白かった。2017/07/15

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