内容説明
仁こそ尊し――孟子の訓えを信じる儒者の甫庵は、戦国の変転に巻き込まれ主君、親友を失いながら生き抜き、やがて「信長記」「太閤記」を書き進める。仁こそ人の世の礎であるとの思いを込めて著わしたそれらの物語はついに――。実在の儒者、感動の生涯。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あここ
5
読み進めるほどに甫庵さんが嫌いになっていく・・すごい偉そうねんけど。孔子・孟子さんの言葉を伝えてるだけやのに。上から目線が気になった。何で?『仁』に憑かれてるみたい。全ての基準が「仁」1つの行動だけを見て判断。それまでの経緯とか気持ちの流れは考慮せぇへん。殺したからあかんヤツ。情があるからええヤツ。上辺だけやん。誰だっていろんな面持ってるし、もっと広く見れへんもんやろか。秀吉贔屓も気になった。人の書いた信長伝を付け足して本にして上出来って自画自賛。井戸で助ける鉄板話しのドヤ顔が浮かぶようで気持ち悪い(笑)2017/10/30
磊々
1
儒者にして『信長記』『太閤記』を著した史家・小瀬甫庵の伝記小説。甫庵のことは本書で初めて知りました。信長や秀吉の人物像が、どのように形作られたのか知れる物語。物語が無ければ、人物が後世に残ることは無い。2018/03/16
くものすけ
1
風変わりな歴史本? 戦国大名の兄弟殺し、縁者殺しの話は惨い。2018/02/27
matsu0310
0
☆☆2017/09/12
JUNYA OKADA
0
★★2017/10/08