お金の教科書<br> MIND OVER MONEY―――193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実

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お金の教科書
MIND OVER MONEY―――193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実

  • ISBN:9784860639921

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内容説明

人がお金を支配するのか?
お金が人を支配するのか?

なぜ、
人は金額が大きくなると勘定が大雑把になり、
貧乏になるとより損をしやすく、
お金があるほどケチになるのか?

心理学を一般の人にもわかりやすく伝えるとして
英国の人気心理学者が誰もが気になる
『お金』というテーマで心の不思議を紹介します。

また、多くの心理的な研究結果とともに
・損失回避
・授かり効果
・妥協効果
・アンカリング
などの専門用語も明快に解説。

雑学本として老若男女が楽しめるだけでなく、
お金に対する思考、感情、行動を変え、
健全で豊かな関係を築けるようになる一冊です。


なぜ、紙幣が破損されると嫌な思いをするのか?

なぜ、中身が同じでも高い薬のほうが効くのか?

なぜ、金額が大きくなればなるほど支払いが大雑把になるのか?

なぜ、お金があればあるほどケチになる人がいるのか?

なぜ、交渉相手に金額を先に提示させてはいけないのか?

などなど

お金に対するあらゆる疑問を、
193もの研究や調査の結果からひも解いていきます。


■目次

Prologue 100万ポンドを燃やした夜
Chapter1 人とお金の関係はいつから始まるのか?
Chapter2 お金への愛着について
Chapter3 心の会計と銀行の会計
Chapter4 一度つかんだら離さないワケ
Chapter5 価格に適正はあるか?
Chapter6 お金でやる気は引き出せる?
Chapter7 賞金とお礼
Chapter8 お金はいくらあっても困らない
Chapter9 貧困がもらたすもの
Chapter10 お金のダークサイド
Chapter11 お金と善意と幸福と
Chapter12 お金が貯まる心の持ち方
Chapter13 お金を使う喜び

■著者 クラウディア・ハモンド
■翻訳 木尾糸己

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミライ

34
お金にまつわる心理学研究を大量に収録した一冊(著者は心理学者のクラウディア・ハモンド)。お金にまつわる心理研究ということで、人間の裏の顔・心理をみることができる内容となっており面白い。いろんな心理トリックが収録されているので、割引(お買い得)商品に弱く、わかっちゃいるけど気付いたらついついお金を落としてしまう人にとっては、行動を変えれる良書になる可能性もあるので、ぜひとも読んでもらいたい作品。消費者の細かい深層心理が分かるので、マーケターの方にもおすすめ。2020/12/11

Kentaro

28
人は一旦お金を手にすると、それを使ってさらに稼ぐより、ずっと側に置いておきたいと考える。人間は損が大嫌いだ。これは行動経済学が発見した、人間における確かな傾向で、お金に関する決断のさまざまな面で影響を及ぼす。損失回避は非合理的な判断の理由にもなる。 オランダのティルブルフ大学の研究によると、タダでくじ引き券を貰った学生が、その番号を見ていた場合、見ていない学生に比べて券を交換してほしいという依頼に応じる確率が低い。元の番号を見ていたら、その券の番号が当たりだと知ったときに後悔するからだ。人間心理は複雑だ。2019/04/09

y.kakizoe

16
知っている行動経済学が多かったが、じゃあ実際にそれをどう使うといいのか?を教えてくれる点が◎。地味に参考になったのは一般評価可能性理論。単独で見る場合の方が高評価になる。つまり比較対象があると低評価になる。自分が買い求めた品が店内で一番小さく安い時、隣に洒落た類似品を見つけた時。見なかったことにする。家を出た時あなたはお洒落など求めていたのか?家に持ち帰れば、周りに比較対象はないのだ。https://ykakizoeblog.com/blog/not-controlled-by-money2025/03/18

shikada

16
お金が人間の思考に与える影響を調査した一冊。自分たちはふだん、合理的にお金とつきあっているつもりでも、実は様々な思考のバイアスがかかっている。商品の値引きは絶対額ではなく割引率で考えてしまうし、商品が3つあったら真ん中の値段の商品を選択するし、薬が高額なほど良く効くと誤解するし、未来の自分を過大評価して、未来の自分は収入も貯蓄も増えるはず、と思い込んでしまう。自分のふだんのお金の使い方を言い当てられたような記述が多く、興味深く読めた。2020/09/13

あつお

14
お金は単なる道具のはずなのに、私たちはそこに夢や恐怖、欲望まで投影し、しばしば不合理な行動を取ってしまいます。この本は193の心理研究をもとに、お金に振り回されないための13の知恵を教えてくれます。特に印象的だったのは、「経験にお金を使う方が幸福感が続く」という点や、貯金も意志力ではなく「仕組み」が大事だという話。お金を「目的」にするのではなく、「人生を豊かにする手段」として冷静に扱うことの大切さが心に刺さりました。自分のお金との付き合い方を見直したくなる一冊です。2025/06/16

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