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内容説明
「都市伝説」は本当か。
世界最古で、最大の友愛組織、フリーメイソン。その「謎」を理解すれば、世界がわかる。
■いつできたのですか。
■どんな儀礼をしますか。
■宗教団体なのですか。
■陰謀集団なのですか。
■日本人ははいれますか。
■なぜアメリカに、多いのですか。
・・・23のQ&Aで解き明かす、入門書にして決定版。
フリーメイソンについて理解を深めること。それは、日本人が21世紀の国際社会を生きていくための基礎教養である――本文より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
50
日本では陰謀論で引き合いに出させることがあるフリーメイソンに関する入門書で、理神論を通じて解説している。理神論とは神は観察も経験もできないが、この世界の「背後」にいて、人間は神から与えられた理性を通じて、神を理解できるという考え方である。アメリカは移民の国であり、地域社会も伝統的な共同体もなかったので、自分たちでアソシエーションを作って、人とのつながりを構築する必要があった。日本ではこれに該当する考え方がなく、強いて言えば、創価学会などの新宗教と共通する点があるが、教義が存在する点が異なっている。2024/12/25
ころこ
33
読み易いがとらえどころがないので、「フリーメイソンって、何のことだっけ?」という読後感だけが残ります。各人の独立性が高いため成員の秘匿性は高いが、確固たる目的はなく、統制のとれた組織ではない。教義が無く宗教ではないが、秘密の儀式はある。フリーメイソンを理解する一助は、理神論にあると著者はいいます。宗教から固有性を剥ぎ取ったことで、近代合理性に向かう原動力となった理神論の裏側にあるのは、古代を思わせる様々な儀式です。古代に範をとる古典主義、神話を理想化するロマン主義は、古代に社会の理想をみる近代意識の表れと2018/12/06
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
25
▼300年以上の歴史を持つフリーメイソンの発祥と拡大の歴史、内部組織の変遷等を紹介している。▼フリーメイソンについての入門書として読みやすい本だと感じた。▼石工の同業組合として生まれた組織。泊まり込みで移動する石工の身元を確認するために、独特の握手の方法や合言葉などが導入されたという。▼元来メンバーはキリスト教信仰を持つことが前提とされていた。世界に拡大すると条件が緩和されたが、入会の儀式の存在や排他性のある儀式を持つ点で、キリスト教会との近似性を感じた。2022/02/11
Y
16
ずっと気になる存在でありつつ何も知らなかったフリーメイソン。この本を読んでみて、全く知らないという状態からフリーメイソンに興味があっても知識のない人に披露する程度の豆知識は得られた。秘密だからこそ色々あらぬ方向に想像してしまっていたけれど、あらゆる時代において先進的な組織だったのだなということがわかった。共通の歴史や伝統を持たないアメリカ人にとって「他人に出会える場所」であったからアメリカで特に広がったという話が面白かった。そして中二病がときめくものは世界共通なのだと思って笑えた。2017/09/13
kanaoka 58
10
フリーメイソンは、理神論に基づきキリスト教が世俗化した形であり、これを成り立たせている要素は、誓約・儀式・階位・権威・友愛であり、そこに巧妙な組織運営上の技術が組み込まれている。理性(啓蒙)に基づき人間性の向上を目指す(進歩思想)ものとされるが、その実態は、近代に勃興しつつあった市民階級(しがらみの伝統から解放された)の象徴性の遊戯であり、古代・中世のユダヤ・キリスト教の伝説世界に浸りきり、キラキラネームに負けない階位称号に基づくヒエラルキーと英雄を模したコスプレという、大人の「ごっこ」遊びである。2018/02/18
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