メディアワークス文庫<br> 黒猫シャーロック ~緋色の肉球~

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メディアワークス文庫
黒猫シャーロック ~緋色の肉球~

  • 著者名:和泉弐式【著者】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • KADOKAWA(2017/08発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048932882

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内容説明

大学生になって、アパート「Bコーポ」二○一号室で一人暮らしをはじめた僕は、入学式の日、彼と出会った。パイプのように曲がったシッポをもつ、真っ黒な毛並みの猫。孤高を愛し、クラシック音楽に浸り、ときどきコカイン(マタタビ)もたしなむ彼こそ、天才的な観察眼と推理力で難事件を解決する猫の探偵――シャーロック。これは、そんな猫の彼と人間の僕が、まるでホームズとワトソンのような絶妙なコンビネーションで奇妙な謎に挑む、風変わりなミステリーだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

70
猫の言葉がわかる少年と、謎を解くのが好きな黒猫の日常。パンチ力には少々欠けるし、謎解き要素は平易だけれど、もふもふ好きにはたまらないのでは。私もうちの犬と語り明かしたい。2017/08/06

ひめありす@灯れ松明の火

57
そう、シャーロックは絶対犬じゃなくて猫だと思うんですよ!これはもうタイトルをよくぞ考えました。素晴らしい。緋色の肉球(緋色の研究)やっぱりシャーロックとのご挨拶はこれじゃないと。四つの鳴き声(四つの署名)ワトソン君の恋はこの話ですよね。ボス猫の醜聞(ボスニアの醜聞)このタイトルが一番好き。【the woman】の再登場はあるのかしら。三毛同盟(赤毛同盟)ちょっとこれは安易だったけど、よいお猫話でした。黒猫失踪事件(花婿失踪事件だと思う)あの天才犯罪者やあの警部は今後登場するのか?まだまだ続けて欲しいです。2018/10/14

ネムコ

53
猫好きでホームズ好きな私にはぴったりの一冊でした。謎解きは、シャーロック・ホームズ読者には読めてしまうものばかりですが、それがまたいい。「ベネチア醜聞」ならぬ「ボスの醜聞」のラストの一文にはおもわず吹き出してしまいました。シャーロック・ホームズへのオマージュ。そして黒猫シャーロックの性格が良い。ちゃんと猫してる。ホントに私的にはたまらないお話でした。続編希望‼2017/08/03

まりも

51
愛猫を無くした大学生が入学式の日に、謎を解くことが大好きな黒猫に出会うところから始まる日常ミステリー。これは良いニャンコ小説。俺も綿貫君みたいに猫とお喋りをしてみたいなぁ。ミステリーとして見るとかなり物足りませんが、猫と人が紡ぎ出すほんわかとした日常モノとしてのクオリティはとても高く、癒し力に溢れた作品ですね。猫の言葉がわかる主人公と賢い黒猫、そして美人なのに猫が好きすぎて残念なヒロインと登場人物もそれぞれ魅力的でいい感じ。色んな可愛い猫も登場するし、猫好きには堪らんね。続きが出たら読みたい。2017/07/31

はつばあば

43
今回もお猫様(#^^#)。猫と会話ができたなら・・なんて猫好きな人なら誰しもが思うことなんですねぇ。ペットロスに陥っている新大学生。下宿先で出会った黒猫はなんと大学の授業の聴講したりクラシック音楽にも・・。シャーロックと名付けた猫と、大学生はワトソン役で短編の推理物が幾つか。猫は確かに孤高である。どんなに爺様が好きと言っても気にいらないと流血にまで持っていく。猫にとって飼猫がいいのかノラがいいのか・・一度でいい聞いてみたい。でもきっと言うよ、寝床と食料だけ与えてくれれば、後は自由に解放してって2020/06/28

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