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内容説明
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ある日、シェルターに黒い子猫が運び込まれてきました。重い病気で、全身の毛も抜けていました。それでも、小さな体で一生懸命生きようとして、数ヶ月後、奇跡的に回復したのです。あるとき、シェルターに大けがをした犬がやってきました。黒猫は、ベッドに苦しそうに横たわる犬をじっと見ていましたが、そっと近づいて、ぴったりと寄りそい、体をなでつけはじめました。それが、猫が看護師として働きはじめた最初でした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
111
ポーランドの動物保護シェルターで暮らす実在の黒猫ラディのお話しです。ある日、シェルターに瀕死の黒い子猫が運び込まれてきました。小さな体で一生懸命生きようとし、数ヶ月後奇跡的に回復したのです。シェルターに今度は車にはねられた犬がやってきました。黒猫は、ベッドに苦しそうに横たわる犬にぴったりと寄りそって、体をなでつけはじめました。ふるえていた犬は落ち着いて、静かに眠りはじめました。それが、黒猫が看護師として働きはじめた最初でした。黒猫が傷ついた動物たちに寄り添う絵を見ているだけで、自然と涙があふれてきます。2019/07/01
みかん🍊
94
読友さんたちのレビューから手にした絵本、瀕死の状態で施設にやって来た黒猫ラディは奇跡的に助かり、それから施設にやってくる暴れたり怯えている数々の動物たちに寄り添います、もちろん治療したり奇跡の力で治すのではなく癒して落ち着かせるのです、自分より大きな動物も小さな動物も、しかもこれが単なるおとぎ話ではなく実話に元づいたお話とは、ラディが寄り添う姿を見ているとじわり感涙してしまいます。2019/08/06
馨
86
実話の絵本。ラディのことはニュースか何かの番組でチラっと聞いたことがあります。心優しいラディに寄り添われると、病気の動物たちもリラックスできるのでしょうね。ラディ自身が重病で死にかけた経験をしたからこそ、動物たちの求める癒しがわかるのでしょうね。ラディ長生きしてほしいです。2016/06/26
♪みどりpiyopiyo♪
77
ラディは、ほんとうにいる ねこです―― ■可愛く 優しく 気高い魂の記録を読みました。他者の苦しみを知り、寄り添い 労わる。最初は怖がっていたり気が立ってたりした他の生き物たちが、ラディと居ると不思議と落ち着きをとりもどす。■読むとほっこり 気持ちが和らぎ、同時に ケアの何たるかを考えさせてくれる。かわいいラディににっこりな絵本でした ( ' ᵕ ' ) (2016年)2019/08/29
miww
75
瀕死の状態で保護され施設にやってきた黒猫ラディ。医師も諦めかけたラディの命に奇跡が起こり、回復をした彼はいつしか次々にやってくる動物たちにそっと寄り添い続ける看護師になっていきます。人の目線で描かれるお話でラディの気持ちはわかりません。ですがその行動に思いやりや愛情の深さを感じずにはいられない。言葉がなくても心が震えるお話でした。実話とのことで動画と一緒に紹介して下さった読友さんに感謝です。2019/07/18