内容説明
日本の正史「日本書紀」と並び称される「古事記」は謎に満ちている。皇祖・天照大神は卑弥呼なのか。なぜ古代天皇はありえないほど長寿なのか。古史古伝「竹内文書」を継承する第73世武内宿祢が封印された神々の秘密を明かし、「古事記」の暗号を読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
32
契約満了にて今月末で終わる古本屋さんにて発見。著者は故人ですが、You Tubeでみたムーの三上さんとのゲストトークが印象的で著書をなんでもいいから一冊読んでみたいと思っていたので購入。都市伝説やらそっち方面が好きな人は勿論、元々は某塾の歴史講師もされてたので何となく日本史の別解釈みたいなのが読みたいって人は面白く読めるかも?長く生きる=ファンタジーではなく、対外的な側面+その実は世襲制(さらには当時の一年の数え方が違う点の指摘)だったという話はなるほどそれなら300歳にもなるわと感じた。2021/07/26
chatnoir
18
そうかもね、と思ったのは、名前が世襲制であるから長生きに思えて当然である事。年の数え方が特殊である事。三国志の魏志倭人伝の卑弥呼は倭迹迹日百襲姫命で箸墓古墳に入っている事。邪馬台国は移動している事。退屈だったのは著者のお家柄の話と連絡先も名前も分からない信者の話、茨木の竹内文書はニセモノである事を書いた部分。月読の悪事を素戔嗚にかぶせた理由をもっと深く語って欲しかった。2018/10/08
パット長月
3
うーん、内容の良し悪しは判断しかねるが、宗教なのでそれなりにつじつまはあうが、エンタテイメントとしては恐ろしくつまらない。古事記本編のがよほど読みやすい。何十年か前に「竹内文書の秘密(だったかな?)」という書籍を読んだが、その本で紹介されたのは本書の著者のいうインチキ本の茨城竹内文書で、もちろん荒唐無稽の内容とはいえ、とても面白く読めた記憶がある。「学研」本は軍事関係でけっこうなミリオタ本?もあるが、さすがにもう少し楽しめる書き方になっている。編集者の責任だろうか。2017/08/18