内容説明
大人のための、新訳。北村季吟の『枕草子春曙抄』本文に、文学として味わえる流麗な現代語訳を付す。上巻は、第一段「春は、曙」から第一二八段「恥づかしき物」までを収録。全二巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりお
38
春は曙、で有名な枕草子。あれが好き、これは良いと周りにある物を褒めちぎる段落と、宮廷での出来事を書いた段落。興味があるのは宮廷の方。ヒロイン定子様との関り合いから宮廷での行事、日常など。歴史好きとしては当時の生活を当時の目線で知れるのが嬉しい。2020/02/24
あまね
27
『光る君へ』の清少納言@ファーストサマーウイカちゃんがとっても魅力的なので手に取ってみましたが、大正解‼️清少納言先輩、めちゃめちゃ面白いです。数ある『枕草子』の中で現代訳を吟味したのも大正解‼️島内裕子さんの訳は、とても読みやすく素晴らしいです。そして、後に続く島内先生の〈評〉が訳に深みを与えてくれます。清少納言が情緒に溢れ、ユーモアに溢れ、中宮『定子』との関係がまたステキで…。本全体が雅やかな世界で楽しめました。やっぱり古典って凄いのだなと改めて実感しています。2024/04/01
tsu55
20
『枕草子春曙抄』を底本としているので、 現在一般的に読まれている三巻本とは異なっている部分が多い(思っていたより多い印象)。 「覚束なきもの」の中に「暗きに、苺、食ひたる」とあるのが気になって仕方がない。面白い感性だと思う。清少納言って、家族が寝静まったあとにこっそり冷蔵庫を開けてなにやら食べているタイプなんだろうか。2024/06/26
みかん。
7
余ったお金を堅実に使える手段として日本の古典に注目する。古典はまた教育基盤の整備にも繋がり得るものであった。2022/11/12
チューリップ
7
原文と訳文と評という並びで読める枕草子。清少納言が良いと思うものを並べるものから宮廷生活、嫌なものを列挙していたりとか色んな話題がある。原文読み仮名振ってあるしサラサラ読めるだろうと思っていたけどいざ読んでみるとそんな事はなく結構難しくも感じた。訳文も丁寧なので凄く長くなっていたりして中々に読み応えがあった。2021/12/02
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