幻冬舎文庫<br> きみはぼくの宝物 史上最悪の夏休み

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幻冬舎文庫
きみはぼくの宝物 史上最悪の夏休み

  • 著者名:木下半太【著】
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • 幻冬舎(2017/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344426351

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内容説明

江夏七海は小五の夏休みに、落ちぶれた冒険家の父に連れられ、宝探しの仕事に向かう。だが、「危ないことが大好物」の父が、“宝”の正体を聞いて顔色を変えた! 一方の七海は、依頼主の豪邸で見た写真の少女にひと目惚れ。もはや父は邪魔なだけ。友人と宝探しを始めるが、裏切り、襲撃、誘拐と、手に負えない困難ばかり……。ドキドキ青春サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

H!deking

90
久しぶりに木下半太。まだ1年くらい前のなのにブックオフで108円だったので捕獲。小学生が主人公なのでエログロや殺人はないけど、相変わらずのドタバタで面白かったです。でも新品買うほどじゃないかなー(笑)2019/06/23

papako

66
木下半太描くジュブナイルだから、とにかくドタバタ!でもちゃんとジュブナイルでびっくり!冒険していない冒険家の父十蔵と息子七海。家出した腹違いの姉風子を探すことに。さてさて話はそんな簡単にはまとまらない。あれやこれやと引っ掻きまわす十蔵。風子を誘拐?身代金は10億円!京都から梅田、茨木、神戸と馴染みのある土地なので楽しさ倍増でした。十蔵の冒険に行けない理由。どんなにみっともなくても最低でも十蔵は七海のヒーローだった!木下作品らしい脇役たちも楽しくあっという間に読めます。2020/10/27

どぶねずみ

33
人を自分の宝物という時は、その相手に強い愛情があるからだ。主人公で小5の七海にとっての宝物は、突然現れた中2の腹違いの姉と、子どもより子ども染みた元冒険家で無職の父親だ。まったく常識はずれのドタバタ劇だったけど、父・十蔵のサバイバル技術とその熱血さは父親像としては羨ましい限り。姉弟ともの元冒険家の血を継いでいるなぁと感じるところがとても面白かった。2017/12/18

Takeshi Kambara

27
夏休み、友人たちと探しに行くことになったのは…お父さん(誘拐犯)www作中いたる所にツッコミ所と不思議で魅力的なキャラクター達がひしめき合っている、可愛らしい表紙絵とタイトルからは想像つかない内容は正に期待通り?!木下氏らしい作品だった。更に小学生が主人公の本作はお約束の?殺人シーンも無いので他の作品と比較すると若い子にも勧めやすい(笑)刺激やどんでん返しという意味では少々物足りなかったが木下氏の新たな面を垣間見る事の出来た作品でした。2017/08/18

Kazuko Ohta

24
夏休みの話をなぜ今ごろ読むかな私。今読まなければまた来年の夏まで寝かせてしまいそうで。高野秀行の児童文学を読んだとき、高野さんにはやはりノンフィクションを書いてほしいと思いました。木下半太まで児童文学に手ぇ出すんかいと思ったけれど、これは良かった。京都と大阪、特に北摂地域に土地勘のある人ならたぶん三割増以上で楽しい。いつもは「ら抜き」だらけの印象があったのに、「食べられる」「来られる」と正しい日本語。児童文学のほうが言葉に気を遣うのか。槇原敬之の歌と同じタイトルだから、思わず口ずさむ。だって君は僕の宝物。2019/11/03

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