内容説明
野や山を友とする自然体験,法華経に傾倒した宗教体験,貧しい東北農民を眼前にみる社会体験の三位一体の上に発想・表現される宮沢賢治(一八九六‐一九三三)の独特の魅力に満ちた詩群から一四六篇を収録.一瞬一瞬心に映るものの中に万象の永遠の姿をみるという賢治の世界は,今日ますますその不思議な輝きを増し,読者をとらえてはなさない.
目次
目 次
春と修羅 一
序
屈 折 率
くらかけ山の雪
丘 の 眩 惑
ぬ す び と
春 と 修 羅
有 明
雲 の 信 號
風 景
休 息
眞 空 溶 媒
蠕 蟲 舞 手
小岩井農場 パート二
風 景 觀 察 官
岩 手 山
高 原
原 體 劍 舞 連
グランド電柱
電 線 工 夫
マ サ ニ エ ロ
永 訣 の 朝
松 の 針
樺 太 鐵 道
鈴 谷 平 原
不 貪 慾 戒
風景とオルゴール
第 四 梯 形
火 藥 と 紙 幣
過 去 情 炎
一 本 木 野
鎔 岩 流
春と修羅 二
空 明 と 傷 痍
五 輪 峠
晴 天 恣 意
早 春 獨 白
休 息
烏
海 蝕 臺 地
有 明
浮世繪 北上山地の春
國立公園候補地に關する意見
春
曠 原 淑 女
牛
谷の昧爽に關する童話風の構想
鳥 の 遷 移
葱嶺先生の散歩
寄 鳥 想 亡 妹
水 源 手 記
半 蔭 地 撰 定
産業組合青年會
業の花びら(異稿)
善 鬼 呪 禁
遠 足 許 可
母 に 言 ふ
霜 林 幻 想
郊 外
命 令
旅 程 幻 想
蟻
鑛染とネクタイ
岩手輕便鐵道 七月
下背に日の出をもつ山に關する童話風の構想
春と修羅 三
岩手輕便鐵道の一月
氷 質 の 冗 談
昇 羃 銀 盤
作品第四〇九番ノ一
未來圈からの影
詩 へ の 愛 憎
水 汲 み
はるかな作業
圃 道
白 菜 畑
病 院
作品第一〇〇四番
作品第一〇〇八番ノ一
作品第一〇一五番
作品第一〇一六番
開 墾
作品第一〇一七番ノ二
札 幌 市
野 の 師 父
作品第一〇二二番
つかれてねむいひるまごろ
作品第一〇三一番
市 場 歸 り
悍 馬
政 治 家
作品第一〇五四番
縣技師の雲に對するステートメント
僚 友
稻 作 插 話
和風は河谷いつぱいに吹く
祈 り
會 合
停留所にてスヰトンを喫す
穗 孕 期
春と修羅 四
阿耨達池幻想曲
花鳥圖譜 雀
若き耕地課技手の iris に對するレシタティヴ
毘沙門天の寶庫
(下で別れたさつきの人は)
(まあこの空の雲の量と)
(こつちの顏と)
生徒諸君に寄せる
東 京
浮 世 繪
丸善階上喫煙室小景
文 語 詩 稿
岩 手 病 院
(川しろじろとまじはりて)
上 流
家
(林の中の柴小屋に)
雪 の 宿
(萌黄いろなるその頸を)
米 穀 商
流 氷
峽 野 早 春
早 春
川
祭 日
齒 科 醫 院
母
戸 主
崖 下 の 床 屋
旱 害 地 帶
橋場線七っ森下を過ぐ
氷 上
(うたがふをやめよ)
二 月
岩 頸 列
(巨なるどろのもとにて)
僧 園 幻 想
祭 日
谷
(このみちのいつともしらね)
烏 百 態
縣 道
(われらひとしく丘にたち)
肺 炎 詩 篇
(いまわたくしの胸は)
(その扇ろしい黒雲が)
夜
病 相
眼にて言ふ
(手は熱く足はなゆれど)
手 帳 よ り
十 月 廿 日 (この夜半おどろきさめ)
十 一 月 三 日 (雨ニモマケズ)
歌 曲
牧 歌
註
解 説 谷 川 徹 三
感想・レビュー
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匠
HANA
優希
さっとる◎
ゆか
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