内容説明
妻夫木聡×水原希子×大根仁で映画化決定!!
最狂の恋が僕にやってきたッ!!
奥田民生のような力まないカッコいい大人を目指す雑誌編集者・コーロキは、ある日仕事で出会ったファッションプレスの美女・天海あかりにひとめぼれ。しかし、それがコーロキにとって地獄の始まりとなるのだった……。
2015年に発売され、「狂わせガール」に翻弄されもがき苦しむ男の咆哮が大きな共感を呼んだ本作が、主演・妻夫木聡×ヒロイン・水原希子×監督・大根仁の最強タッグで映画化(2017年9月16日 全国東宝系にて公開)!
映画化を記念して、大幅加筆した[完全版]が発売!
●カバーデザインを一新!
●50ページ以上! 著者渾身の大幅加筆!
●物語の舞台となったライフスタイル雑誌編集部「マレ」。創刊から休刊までのリアルすぎるクロニクル。映画に登場する「マレ」の表紙デザインや記事ページも公開!
●渋谷直角による映画化までの道のり日記
などなど、大充実の内容に!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nadaha
4
渋谷直角さんの作品は読むと何かしらダメージを負う。中身がどんな子で合うかどうかとか関係なしにとりあえずかわいい子に惹かれてしまうバカな男性と、目の前にいる男をとりあえず誘惑してしまう女性。サブカル界隈の、よりマイナーであればあるほど価値があるという風潮。色んな男との取り合いに身も心もボロボロになる男性。デフォルメされてはいるけど、生きてきて目にしたことのある光景ばっかりだ。女に振り回されて右往左往しているとき、自分のみっともなさ、カッコ悪さにほんと嫌になる。心にズンと来る作品だった。2017/07/26
kana0202
2
想像以上におもろかった。2022/07/07
lily
2
ライフスタイル誌『マレ』で働く意識高い系マックスの編集者たち。そこに一人の魔性の女が混ざると,あれよあれよの愛憎劇。オシャレ感という薄皮一枚を捲れば結局皆同じオトコとオンナだというのがわびしいところ。前作『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』もそうだが,意識高い系の生態(?)を細かく描写する著者の筆力は確かなもの。一気読みでした。2019/10/04
オオフジ サヤカ
2
楽しみすぎて予習。 舞台はライフマガジン誌編集部、小悪魔系かわいい女子登場ということでモテキと似た雰囲気を感じるけどどんな仕上がりになるんだろ。2017/08/15
fritzng4
2
ものすごく奥田民生感の横溢する漫画なのかと思ったらそうでもなくてとにかく読後感の侘しい作品なのでした。この完全版で面白いのは原作者が監督に指図され右往左往している巻末の日誌。映画のメイキングとして興味深い。2017/07/12