- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
☆アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ……。日本のビール業界を牽引する4社のトップは、奇しくも1980年前後に入社し、それぞれ営業の最前線で活躍してきた。彼らの職業人生を描き、好評を博した日経産業新聞の連載企画に大幅加筆し、再構成した骨太のノンフィクション。
☆ほぼ同時期に社会人人生をスタートさせた4人の男。80年代後半の「ドライ戦争」勃発から、ビール業界の様相は大きく変化してきた。それぞれ現場で活躍してきた彼らは何を考え、どのように働いてきたのか、そして経営者として、どんな未来を描いているのか。4人の密着インタビューに、周辺取材を交え、熾烈な競争を繰り広げるビール業界の真実を活写する。
☆30年にわたり、現場での激烈な戦いを経験してきた「奇跡の営業マン」の証言は、「顧客に買ってもらう」真髄とは何かを考えるヒントになると同時に、それぞれが織りなす重厚かつリアルな人間ドラマには、フィクションでは描ききれない面白さがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいろ
29
キリン・アサヒ・サントリー・サッポロ。4社の社長の入社前後から現在まで。同年代の4人。それぞれの熱意が伝わってきて、とっても引き込まれた。お酒知識も少し。うまくいかないことが大半でも、前へ 前へ!ひとりひとり得意分野は違うし、乗り越える壁だって違うけど、共通しているのは切り替えが早いこと。いつまでもくよくよしてないし、じゃあ どうする?って考えて 行動してる。真似たいな。2018/02/01
なっく
18
日常に密着した商品、ビール。その販売にそれこそ全身全霊で打ち込んだ男たち。まあ、ようやるわ、というくらいのベタな努力と根性の昭和な世界でした。これからは流通チャネルも利用者の嗜好も変わって、また違うやり方なんだろうなとか思うけど。この本を読んでる最中にアサヒと青島の合併解消のニュースがあって。時代は常に変化してゆくんだな。2017/12/22
miraiocoo
9
各ビールメーカー社長の経歴を描いている。やっぱり、自社で強い商品を持つことが大切。それがあれば、良い企画も立案出来るし数字も上げることが出来ることが書かれている2017/08/27
giant_nobita
8
アサヒ、キリン、サントリー、サッポロの現在の社長の視点から、彼らの仕事ぶりと各社の栄枯盛衰を描いたノンフィクション。中でも売れないビール会社だったアサヒがスーパードライのヒットを機に大逆転していく様が中心となっている。久々のヒット商品であるアサヒ生ビールを捨ててまでスーパードライを売り出すという樋口広太郎社長の奇策、菊池史朗が考案した宅急便によるサンプル送付のスピード感、樋口が決めた限定販売によるプレミア感、落合信彦を起用した格好いい広告宣伝を大量に打ったことがスーパードライのヒットの要因だったという。2017/10/06
乱読家 護る会支持!
6
アサヒビール社長の平野伸一さん。キリンビール社長の布施孝之さん。 サントリー酒類社長の小島孝さん。サッポロホールディングス(HD)社長の尾賀真城さん。 同時期に社会人になって、すべて、営業出身の4社長。。。 ビール業界の勝敗がどうやって決まるのか?各社の強み弱みは? ビール会社って製造業なのに技術者は出世できないの?などなど疑問が湧いたけど、、、下戸の僕には基本知識なく、本書の内容が頭に入らず、、、2018/01/23