内容説明
被害者の周辺を調べる特捜本部の面々。根本らは、キャリアOLの元上司である証券会社専務・柳谷の筋を、古株の大月刑事らは、政治家の塚本周辺と中央電力・大橋常務グループの筋を追う。やがて、銀行も巻き込んだ〈不適切な融資〉疑惑が浮上してきて……。被害女性の鎮魂のため奔走する刑事たちを描く、渾身の警察小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シアン
7
男社会で働く女性の心情が細かく描かれているけれど、どうも時代を感じるせいか、あまりピンとこない。また、警察小説なのに、被害者にスポットを当てすぎて、中途半端な印象があるのが残念。2017/08/01
らんちあ
1
途中からだれる2021/12/27
こいきんぐ
1
なんか物足りなかった。風呂敷広げすぎたのかね。惜しい。2018/05/29
オオイ
1
政界不正献金、覚せい剤、ストーカーなど横の幅が広がりすぎ、最後はアッという間に終わった。2017/12/27
れじい
0
初出が1998年とのこと。 流石に近年の時代の変化は激しくて、ちょっと時代背景が古くなってきたような気がする。 とはいえ、戸田さんいい仕事してるし、恭平さんなんとかなったけどおいたわしや。 惜しむらくはもう少し短くても良かったかも。 と、この手のにありがちなまだ残ってるやん、悪いやつ的な終わり方は食傷気味かと。 長くなるなら続編で読みたいなあ。2023/12/06