中公文庫<br> ピアニストたちの祝祭 唯一無二の時間を求めて

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中公文庫
ピアニストたちの祝祭 唯一無二の時間を求めて

  • ISBN:9784122064201

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内容説明

別府アルゲリッチ音楽祭、ポリーニ・プロジェクト、ラ・フォル・ジュルネ……。日本国内のクラシック・イベントに密着。同業のピアニストたちのステージを内と外から克明にとらえた、渾身の音楽祭見聞録。演奏の一瞬一瞬がよみがえる、スリリングなレポート。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

汲平

2
ピアニスト青柳いづみこさんのコンサートレポート集。音楽を扱った作品に「音楽が聞こえるような」という使い古された言い回しがあるが、本当に音楽が聞こえる文章とはいかなるものか、この本を読むべきだ。なじみのない人にはあまりに技術論に偏って、読みにくく感じるかもしれない。しかし音楽の表現の多くは当然ながら技術によっているのだから、そこに言及せずに音楽を描くことはできない。そういう意味でこの文章は「演奏が聞こえてくるような文章」です。前から気になっていたアルカンの作品をたっぷり聞いてみたくなりました。2017/07/15

ひでお

1
ピアニストの著者が、いろいろなコンサートを聴いた評論集。評論というより、実況中継のようで、繰り出される言葉がピアニスト視点なのが、また面白いです。ラ・フォル・ジュルネでは、どうやら私も同じ会場で聴いていたらしいことも分かりましたが、プロの聴き方との違いを感じました。ピアノ好きの方にはぜひおすすめ。2018/03/28

takakomama

1
文庫本で再読。『すばる』『文學界』『芸術新潮』『中央公論』などのレポートに加筆と書き下ろし。音楽祭や演奏の雰囲気が伝わってきます。2017/08/30

みるて

0
頂き物の本 読了 初青柳いづみこ2017/08/28

犬丸#9

0
★★★☆☆ 単発寄稿された評論をまとめたもの。一本一本の評論は相応に読みごたえがあるものの,書物としてみると,やはり寄せ集め間をぬぐえず,読了感はよろしくなかった。とはいえ,個々のピアニストに対する洞察力はやっぱ凄いと思う。私が漠然と「ポリーニすげぇ」と思っている箇所をきちんと言語化してもらって,非常に心地よい。他の本ももうちょっと読んでみるか。2017/08/08

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